南部杜氏清酒鑑評会_優等酒

毎晩、美味しく矢澤酒造店のお酒をいただいていますが、昨夜は特に美味しかったです🍶 何故かというと・・・


6/16の福島民友の記事、「優等酒に福島県内18銘柄 南部杜氏清酒鑑評会」です。タイトルを見ただけで緊張しました。ドキドキします。ドキドキにはヒヤヒヤ系のドキドキとワクワク系のドキドキがあります。もちろん、今回はワクワク系のドキドキです♥


ありました~❗「南郷」の文字が。吟醸の部で優等酒に選ばれました✌ 吟醸の部は全国127の蔵から294点が出品され、福島県内の蔵で11銘柄が優等酒、そのうちの1つが矢澤酒造店のお酒です。

どのようなお酒か、矢澤社長に伺ったところ、「品評会用に、香り高く、雑味の少ない透明感のあるお酒を目指した。」とのこと。あぁ、ぜひ飲んでみたいです。このお酒は販売予定だそうです。詳細が分かりましたら、このブログでも紹介します。


矢澤社長は今、どんなお気持ちなのかしら?ピョンピョン跳ねたり、でんぐり返しをしたりして大喜びしているのかしら?と思いましたが、ご本人は「酒質について南郷らしさはひとまずおいて、製造技術のレベルを審査していただくために参加したので、優等酒と認められて単純に嬉しい。」と、なんとも受験生のように淡々としていました。


2016年12月に、酒蔵を継ぐまでは酒造りに無縁だった社長ですから、「製造技術を審査していただく」のは社長の本意だったでしょう。東京でお会いする社長と福島県矢祭町の酒蔵でお酒を仕込んでいる時の社長は違う雰囲気です。矢祭町にいらっしゃる時の社長は「眼」だけでなく「眼の周り」も力強く感じます。それくらいお酒造りに没頭しています。仕事として当然のことでしょうが、社長がひとつひとつの過程を丁寧に、確実に、考えながらこなしている様子が思い出されます。


地元紙では、小松杜氏の「大変誇らしく、うれしい。仲間全員で頂いた賞」というコメントが紹介されていました。酒蔵の皆さんの笑顔が思い浮かびます。私も南郷応援隊として、大変うれしく、昨夜のお酒はとびきり美味しかったです🎵


「次の目標は全国新酒鑑評会での入賞」と仰る小松杜氏と共に働く蔵の皆さん、矢澤社長をこれからも応援し続けます❗

おうちで矢祭

矢澤酒造店がある福島県矢祭町の「もったいない市場」から「お野菜とお米」をお取り寄せしてみました~🍅 「もったいない市場」は、形が悪いなどの規格外農産物を販売している野菜直売所です。というわけで、その時々の規格外農産物が送られてくるので、どんなお野菜が届くか分かりません (お米は規格外ではありません)。


届いたのは、こちらの段ボール。宅急便のお兄さんから受け取る時に、「重いですよ~!」と言われた通り、たくさんのお野菜 (さやえんどう、ステックブロッコリー(納品書のママ)、キャベツ、大根、丘ヒジキ(納品書のママ)、トマトなどなど) とお米2キロ。


どのお野菜も規格外になる理由が分からない新鮮できれいなものばかりです。

しいたけは肉厚なだけでなく、とっても大きいです。比較のため、横に置いたのはシャチハタの印鑑です。直径10センチはあるしいたけで、バターとお醤油少々の焼きしいたけにしていただきました🍄


シャキシャキ食感のオカヒジキが好きなのですが、近所のスーパーではあまり見かけません。そのオカヒジキがたくさん入っていました~🙌
まずは普段のオカヒジキの食べ方。ゴマをすります。スリスリ~


サッと茹でたオカヒジキとすりごま、マヨネーズ、お醤油少々で和えていただきます。今回はしいたけの軸の部分も小さく切って加えました。(写真左)

もう一品はオカヒジキをサッと茹で、ごま油、ニンニク少々、鶏ガラスープの素でナムル風に。(写真右)
どちらも簡単で、お酒のおつまみになりました。


エンドウとブロッコリーはハニーマスタードのサラダにしました。


朝食はパン、昼食は麺類、夕食は日本酒(酒米)という日々のため、白米を食べることがあまり無いのですが、今回は矢祭町のコシヒカリも注文しました。お米が「甘い」ということが初めて分かりました。精米したてで、とっても美味しいお米でした。珍しく二日続けて、ご飯を炊きました🍚


お取り寄せの中で、一度も自分では買ったことがない食材がこちら。青エンドウでしょうか・・・?
「どのように調理しようか?」と考えるのも、「福袋的な詰め合わせ」の楽しみの一つです😄


忙しい時は料理するのが面倒に感じることもありますが、今回のお取り寄せの新鮮なお野菜のおかけで料理も楽しめました。
朝は矢祭のお米と大根のお味噌汁、お昼の焼きそばには矢祭のキャベツ、夜はもちろん矢澤酒造店の「南郷」という具合で、「おうちで矢祭」を満喫しました。酒蔵の方々のお話を伺いながら、矢祭のお野菜を地元で食べられる日が早く訪れますように❗

日本酒をストローで飲んでみました

とある陽気の良い午後、近所の少し大きめの公園を散歩していたら、オジイサンが一人でベンチに座りお酒を飲んでいました。学校給食や病院の入院食に出てくるような牛乳パック位の大きさの日本酒。それをストローで飲んでいるのです👀 ベンチにはストローを差したまま、横に倒れているパックもあったので、おそらく今、飲んでいるのは2パック目。スーパーで買ったと思われるお惣菜をツマミにしているようでした。「ストローでお酒を飲んだら、味が分からないのでは?」と思い、私も早速試してみました🎵

公園から帰宅後、ストローで飲んでみたのは「南郷 普通酒」。酒蔵がある地元矢祭町で愛されているお酒です。


ストローの長さの分、お酒との距離があるので、香りを楽しむには不向きな飲み方かもしれません。
ちょっとドキドキしますが、とりあえず、ストローで飲んでみました。んん?想像とは違い、きちんとお酒の味わいを楽しむことが出来ました!ストローでお酒を飲むと、いきなり食道に流れ込むイメージでしたが、意外と舌先でお酒の味を感じることが出来ることが分かりました💡

ストローで飲むとゴクゴクまたは、チューッとお酒が口に入ってきて、酒器で飲む時より一口の量が多いような気がしました。そのため、結果的に飲み過ぎになるかもしれません・・・😄

日本酒をストローで飲んでいるオジイサンを見て衝撃を受け、何事もチャレンジ! と意気込んでみました。「何事もチャレンジ」という割にはスケールの小さいチャレンジでした😅 が、どんなささやかな事でも、楽しむことで外出自粛の期間を乗り切ろう思います。
ストロー付のパック酒はスーパーやコンビニのお酒売り場に普通に売っていました~🍹

酒粕スムージー

矢澤酒造店の「こんるり (ブルーベリー甘酒) 」が紹介された雑誌『 an・an 』(2020年4月15日発売)は「高めよう!免疫力」の特集でした。「酒粕」、「納豆」、「甘酒」など発酵食品の話題が盛りだくさん🎵

私も刺激され、酒粕スムージーを作ってみました~😄

「酒粕は冷凍保存出来ますよ。」と矢澤社長に教えていただいてからは、酒粕を1枚ずつラップで包み冷凍庫にストックしています。その冷凍酒粕を使用しました。


今回使用したのは「南郷 本醸造酒」の酒粕です。イチゴ150gと酒粕50gの割合です。その他はヨーグルト、ミルク、ハチミツです。


メルヘンチックなピンクのスムージーが完成🍓🍓 微かに酒粕の風味がします。もう少し酒粕を増やしても良かったかも・・・甘めがお好みの場合はハチミツを増やしたり、好みに合わせて作れるのが手作りのメリットですね。 最近は暖かくなってきたので、冷たいドリンクが美味しくなってきました。皆さんも旬のフルーツでお好みの分量でお試しください🍹

「清潔」、「整理整頓」

日に日に木々の緑が色濃くなり、晴れた日の散歩が気持ちいいです🌱 すっかり暖かくなり、3月で矢澤酒造店のお酒の仕込みはひと段落しました。

この冬、矢澤酒造店を見学させていただき、感じたこと。それは『 酒蔵の仕事は「掃除、洗い物」が多い!』ということでした。ということで、今回は酒蔵での「掃除、洗い物」の一部をご紹介します。


<11月、お酒の仕込みが始まると・・・>
お酒 (モロミ) をしぼる日に向けて、「ヤブタ」の部品を分解し、洗浄します。

ヤブタの一部分、「ろ布」という布は漬け置き消毒
ヤブタの「ろ板」の外枠を洗浄中


<仕込みの最盛期>
日々の仕込み作業でも洗い物はたくさん。布や小物など様々なものを洗います。

「社長」も他の蔵人さんたちと変わりありません。何でも洗います



ヤブタの「粕はがし」が済むと、細かな酒粕が床に落ちているので床を掃除します。矢澤社長も率先して竹箒、デッキブラシ、モップを駆使しています🧹

水を使用する作業の時は、白いビニールのエプロン姿


ヤブタの「粕はがし」の際に使用した大きな箱(?)。下に4つの車輪が付いています。排水を考慮しているのか、酒蔵の床は勾配がついています。車輪が付いている道具は転がらないようにすることも気を付けなければなりません。

たたみ一畳分より大きい?



清掃には熱湯を使うことも多いです。熱湯をすくう柄杓も大きく、重いやら、長いやら、大変そうです💦

洗浄に使用している水も、仕込み水と同じ井戸水です



モロミをしぼり、空になった仕込みタンクは高圧洗浄機のようなものでタンク内部の側面を洗い流します。その後、長靴を履き替えて、ハシゴを使用して社長がタンクの中に入りました。ブラシを使って念入りにタンクを洗浄していました✨

「大きな仕込みタンクを洗うところを見たい。」という私の希望が叶いました



酒蔵では様々な作業にホースを使用していました。長いホース類はキノコ型のかわいいタワシを使って、洗浄します。内部にタワシをセットし、水圧を利用し、タワシがホース内を流れることによってきれいになります💡

2個セットでタワシが、するする~っとホースの中を通り抜けます
ビーズ枕のようなこれは「擬似米」と呼ばれるものです
四角い箱は麹を作る時に使用した箱です


<3月、仕込みの終盤>
大きな放冷機も本格的に洗浄です。

仕込みが終わるのは、ちょっぴりさびしい・・・
隅々まで念入りです



大きいものや長いものは洗浄も大変ですが、干すのも大変です。

風に飛ばされないように、しっかり留めます


蔵の中の数か所に「清潔」、「整理整頓」と標語が掲げられています。その通り、いつも清潔な矢澤酒造店の様子でした🙂

『an・an』で「こんるり」が紹介されました

4月15日 (水) 発売、『an・an』の「高めよう!免疫力」の特集で矢澤酒造店の商品が紹介されました📖 セルフケアにすぐ取り入れられる食品としてぴったりの「こんるり (ブルーベリー甘酒) 」です❗

(注)規定により表紙の一部をボカしています


酒蔵の地元、矢祭町の農業法人の方から「地元でブルーベリーを作っているので、それを使った商品を作って欲しい」というお話があったのが、「こんるり」を作ることになったきっかけだそうです。

ブルーベリーたっぷりなので、誌面でも紹介されている通り、見た目がとってもきれいです✨✨


きれいな紫色の上部と、麹たっぷりのピンクの下部の2層になっています。お飲みになる前に瓶を上下を逆さまにし、全体を混ぜてください。ど、どどっ、という感じで瓶から出てきます。飲料というより、五分粥くらいのイメージです。『an・an』では、「スプーンで飲むブルベリー甘酒」と紹介されています。


「こんるり」を口に含むと、ブルーベリーの爽やかな酸味が感じられます。ここが普通の甘酒と大きな違いです。私は朝一番に飲むのが好きです♥️
麹は日本酒を仕込む時の麹と同じものを使用しているそうです。酒蔵が作る贅沢な甘酒です。私は「こんるり」を飲む時、舌と上顎で麹をつぶす感覚が好きで、その時に麹の有難みを感じます。思い立ったらすぐに始められるセルフケアにピッタリの商品です。

「こんるり」は矢澤酒造店のHP の他、 ヤフーショッピングクリーマで購入できます。今回の雑誌掲載を機に「こんるり」ファンが増えるとうれしいです🎵

お酒の分析

今年の桜は長持ちしている気がします🌸 今日はチラチラ舞っている花びらに太陽の光が当たり、キラキラしてきれいでした。最近はすっかり暖かくなってきましたが、1ヶ月前はまだまだ寒かったです。その頃の矢澤酒造店の様子を紹介します❗


酒蔵では、お酒 (モロミ) の状態を把握するため、定期的にお酒 (モロミ) の分析をしているそうです。


まずは仕込みタンクからお酒 (モロミ) を取り、濾過します。この日は4つのタンクの分析をするようです。

ラーメン屋さんの岡持ちのような木製の運び道具(?)


分析室で日本酒度 (比重)、アルコール度数、酸度の計測をします。


< 日本酒度 (比重) >
15℃で測定するのが決まりだそうです。メスシリンダーに入れたお酒をぬるま湯で温めます。大っきな体温計のような温度計で15℃であることを確認します。

慣れた手つきで作業が始まりました
バケツに入れたぬるま湯で、湯煎して温めます


そこに「浮き」に目盛りが付いている道具 (「浮標」というようです) を浮かべ、目視で数値を確認します。かなり念入り、慎重に計測している様子で、表情も真剣です。

目盛りを見る時は、意識がかなり集中してるようです


< アルコール度数 >
メスシリンダーでお酒を100cc 測り、大きな丸いフラスコに入れます。空になったメスシリンダーに少量の水を入れ、中をよくすすぎ、それもフラスコに入れます。メスシリンダーに入ったアルコール分を全てフラスコに入れるためだそうです。厳密なんですね!フラスコを蒸留器にセットし、抽出したアルコールに水を加え、合計100cc にし、浮標でアルコール度数を計測します。蒸留器からボコボコ音を立てる様子は、理科の実験を見ているようで楽しかったです。

この細い棒に目盛りが付いています


< 酸度 >
小さな三角フラスコにお酒を入れ、試薬を加えるとお酒が赤くなります。次に右手でフラスコを揺らしながら、左手でツマミを微調整しながら少量ずつ水酸化ナトリウム水溶液を入れると、赤い液体が透明に変化します。その透明に変化した時まで入れた水酸化ナトリウム水溶液の量が「酸度」なんだそうです。私にはムズカシイ原理です。

ピペットを使って、三角フラスコにお酒を入れます
写真中央の白いガラス管から「水酸化ナトリウム水溶液」が出てきます


全ての分析が終了すると社長は普段の穏やかな表情に戻り、「体験してみますか?」と。私も酸度を計測させていただきました🙌 右手と左手で異なる動きをするのが難しく、ガチガチになり、水酸化ナトリウム水溶液を入れ過ぎて、透明を通り越して青くなってしまいました。あ~、失敗😵


室内が寒すぎると、指先の繊細な動きが出来なくなるので、室内も15℃に設定されていました。この日の分析で、すべてのお酒が順調に発酵していることを確認できました💯


(おまけ)
この日は、酒蔵の3時のおやつにご一緒させていただきました。蔵の皆さんと掘りごたつに入り、冷えた体を暖めます。
こちらが副杜氏お手製の甘酒です。キレがよく、甘さ控え目、とても美味しい甘酒でした😋

新鮮な酒粕がたっぷり!
美味しくて、おかわりしました

社長も蔵の皆さんと一緒にテレビを見ながら、おしゃべりを楽しんでいました。
美味しい甘酒、ごちそうさまでした‼️

薮田式自動醪搾機 (通称ヤブタ) によるしぼり

2月末の朝、常磐道那珂インターを下りた時の気温は4℃。矢澤酒造店がある矢祭町に近づくにつれ、気温は下がり矢祭町では0℃。酒蔵に到着する直前には小雪がチラチラ舞い始めました❄️ そんな寒い朝でしたが、蔵の皆さんはお仕事を始めていました。

前日、お酒のしぼりがあり、「粕はがし」という作業をしているのだそうです。ヤブタの板と板の間に残った酒粕 (これが板粕) をヘラを使ってはがします。1枚はがし終わる度にお二人で「せーのっ!」と声をかけながら、何度も何度も板を動かしていました。

酒蔵の仕事は朝が早いです


「粕はがし」が終了すると、この日のお酒のしぼりが始まりました。仕込みタンク下部の穴からホースを経由して、お酒 (モロミ) がヤブタに流れていきます。


ヤブタに入ったお酒 (モロミ) が、ヤブタ下部からお酒となって小型タンクに流れ始めました。このタンクの上部には小さな穴が開いていて、そこからはお酒の良い香りがしてきました🙂


時々、杜氏さんが小型タンクのガラス蓋を開け、中の様子を確認していました。ヤブタから流れ出るお酒の量が少ないと水琴窟のようなきれいな音がしたり、量が多いとシャーッという「ザ・搾りたて!」のような音がします。


小型タンクに貯まったお酒は、ホースを経由して貯蔵タンクへ送られます。


杜氏さんは時々、仕込みタンクのお酒 (モロミ) をかき混ぜていました。

タンクのお酒 (モロミ) が、だいぶ減ってきました


いよいよ仕込みタンクのお酒 (モロミ) がなくなります。

ハケのようなものを使って、最後まで丁寧にヤブタに送り込みます
タンクの下では、お酒(モロミ)がヤブタに送り込まれたことを杜氏さんが確認

杜氏さんが仕込みタンクからヤブタまで、最終確認をしていました。

聴こえてくる音楽は、酒蔵の中で流れているクラッシックです


しぼりは午前中に開始し、仕込みタンクのお酒 (モロミ) がすべてヤブタに入ったのは、夕方。私の想像をはるかに超える時間でした👀

しかし、これで終了ではありませんでした。ヤブタに入ったお酒 (モロミ) に圧力をかけ、一晩かかってしぼり終わります。薮田産業のHPにはヤブタについて「従来の槽搾りで48時間以上必要とした醪搾りの工程を24時間に短縮させただけでなく、清酒の品質向上と・・・」とあります。ヤブタは画期的な機械だったのですね

すごいんですね、ヤブタさん!
この細い管から板に空気を入れ、圧力でお酒がしぼられる仕組み



翌朝です🌄 前日のお酒のしぼりが終わっていました。この日は矢澤社長も「粕はがし」をしました。可愛いフリフリの割烹着もお似合いです✨✨


今回は仕込みタンクのお酒 (モロミ) の量が多く、厚い酒粕でした。ヘラを使ってスッとはがしていきます。すべての板と板の間の粕をはがすのに数時間かかります。ずっと右手を動かし続け、大変そうでした。


今回の酒粕は牛や豚の飼料になるそうです。25Kgずつ袋に詰めます。

出来たての酒粕はとても良い香り
分銅を使うハカリ。どのような仕組みか分かりません・・・
酒粕を入れるのは、元々酒米が入っていた米袋。リサイクルです


この袋を持ってみようと思ったのですが、びくともしませんでした。そんな袋を社長や男性蔵人はヒョイヒョイ運ぶのですから、カッコ良かったです💪

1つの仕込みタンクから、こんなにたくさんの酒粕がとれました
重いのに、なんだか楽しそう。


蔵の方々の会話、私は聞き取れないこともあるのですが、社長は聞き取れるようで、蔵の方々と楽しそうに笑いながら働いているのが印象的でした。すっかり福島の言葉にも精通しているようです。(正確に言うと、矢祭町付近は福島の言葉というより、茨城の言葉だそうです。)


しぼられたお酒はタンクで貯蔵され、瓶詰め・出荷の日を待ちます。
お忙しい時期に、酒蔵内を見学させてくださり、ありがとうございました‼️

機械放冷の作業

晴天の2月、酒蔵の屋根から湯気が立ち上っていました☀


蔵の中では、甑から蒸気が勢いよく上がっています。この日の蒸米は掛米になります。


スコップを持つと、東京にいらっしゃる時の矢澤社長より、男らしく見えました 💪💪


蒸された酒米を甑からスコップで放冷機に移し、温度を下げます。下の動画の場合、右から左へ酒米が流れています。流れている間に風を当てられ、冷まされる仕組みです。社長と副杜氏で酒米をほぐしています。


放冷機で冷まされた酒米はエアシューターでタンクに運ばれます。画面右側の水色の蛇腹を経由し、白くフワフワ動いている布の所から酒米がポロッ、パサパサパサー、と空気と共に勢いよくタンクに飛び込んできます。杜氏さんが醪の温度を確認しながら、長い櫂を巧みに動かしていました。


以前このブログで紹介した、布で蒸米をあおぎながら冷ます方法と比べると、機械放冷は時間や人員が省略出来るというメリットがありますが、お米が機械的に流れていくので温度管理は難しいそうです。



蔵に伺った日は寒かったですが、花のつぼみは膨らんでいます。この冬の仕込みが終わりに近づいていることを感じた一日でした🌱

結果発表 !

何の結果かというと、矢澤酒造店で働く方々にインタビューした「矢澤社長の魅力✨」です。

  • 時間にムダなく作業をススメてくれるのでスムーズに仕事が終わる。
  • 社員に指示するだけでなく、社長自ら率先して仕事をするところ。つねに動いている。
  • ユーモアがあるのでお茶の時間など、つねに笑いがあり楽しい。社長感がないところ。
  • 酒づくりが終わると社員旅行に連れて行ってくれるところ。


今まで数回、酒蔵見学をさせていただいている時の様子からも、全て「うん、うん」と、うなづけます🙂 蔵の方々と社長の関係がよく分かるインタビュー結果でした。寒い時期のお酒造りは重労働でしょうが、こんな職場なら辛さも吹き飛びそうですね。


社長と共に働く蔵の方々のお仕事の一部 (洗米など) を紹介します。

酒米を洗います。(洗米)
杜氏さんは浸漬時間と脱水時間の2つのタイマーとにらめっこです
脱水が終了すると、酒米を甑に入れます。一生かかっても食べられないほどのお米の量です。
甑に入れた酒米は蓋をし、一晩おかれ、翌朝蒸されます。
蒸した酒米は熱々で、思いの外、硬いです。そして、何よりも重そうです。
機械放冷の場合は、スコップで放冷機に酒米を移動させます。
蒸された酒米は麹米や掛米になります。掛米の温度を温度計で確認している様子。
仕込みで使用された道具たちは、すぐに洗浄され、中庭に干されます


社長を支えている蔵の皆様の様子を紹介しました。というわけで、社長が写っていない写真ばかり選んでみました。
酒蔵の皆様、インタビューにご協力ありがとうございました❗これからも、東京から矢澤酒造店、「南郷」を応援します🎵