酒粕で育った牛

3月2日~4日に『酒粕を給与した「福島県産牛(和牛)」オンライン試食会』がありました。平日の日中の開催だったので、私は仕事のため参加出来なかったのですが、その時の様子がこちらで配信されています。事前に申し込みしている方には試食用のお肉が届くという魅力的なイベントでした。

酒粕はそのまま牛に与えているのかと思っていたのですが、
①酒粕そのままでは水分が多く、乾燥させてパウダー状するという手間が必要である。
②出荷前の最後の追い込み2ヶ月間だけ給与している。
などの説明がありました。
また、牛の生産者さんからは牛もお酒の香りが好きなような印象を受け、飼料の摂取量も増えているようだとのお話がありました。

アルコールを摂取することで食が進むのは人間👨‍👩‍👧も牛🐄も一緒なんですね。

オンラインでステーキやしゃぶしゃぶなどが紹介されていましたが、肝心なお味は。。。「油がうまく回っている」「油が甘い」などと表現されていました。うーん、食べてみたい!でも残念ながら、今は試験中で現時点では流通していないとのことです。早く流通して欲しいです🛒

酒粕を飼料にすることでフードロスの削減にもなり、牛も気分良くなり(多分 🥰)、私たちも美味しい牛肉をいただけるなんて一石三鳥ですね。



以前もこのブログで紹介しましたが、矢澤酒造店でヤブタから酒粕をはがしている様子です。


矢澤酒造店でも食用の酒粕にならない分の酒粕は、牛の飼料になっているそうです。


一度の搾りで、こーんなにたくさんの酒粕が出ました。