東京で「南郷」を呑もう!_2回目

東京で「南郷」を呑もう、ということで春に続き再び集まりました。
お店は前回と同じ、新橋の「ピアシス」さんです。
「ピアシス」さんは、東日本大震災後、福島県のお酒の仕入れを通して福島応援を始めたお店で、「南郷」の他にも福島のお酒がたくさんあります。
矢澤社長はご予定があり、今回も欠席。


お店に到着すると、店長さんが「矢澤社長から連絡があって、「銀箭」と「純米酒」を用意してお待ちしてましたよ~。」と笑顔で出迎えてくださいました。春は「南郷 純米吟醸無濾過原酒」をたくさんいただきました。今回は「特別純米酒 銀箭」をたっぷりいただきましょー ✨✨

今にも雨が降り出しそうで蒸し暑い日でした。まずはビールで乾杯して、喉を潤しました。

「銀箭」は綺麗な青色の瓶です。裏ラベルには、「紙ひかうきを 雨の銀箭 ぬらす午後 幼は魚のごとく 眠りぬ 」と、和歌が書かれています。その和歌に呼応するように表ラベルには、水紋がデザインされています。ラベルデザイン担当の方のお話では、当初は、銀箭(銀の矢)のように雨が降り注いでいる様を考案していたそうですが、最終的には「瓶の青色」と、「ラベルの水紋」で清清しい感じを表現したとのこと。水紋の線の繊細さ、薄い色合いが「銀箭」の淡いガス感のイメージとマッチしています。


1月の福島県矢祭町の矢澤酒造店見学、6月の紀尾井ホールでのコンサート(社長のお父様の一周忌)のことなど、思い出話で盛り上がりました。
また、家族の話や仕事の話などもありました。今回は関西出身者4名と関東出身者4名の計8名でした。関西の方はお話が上手ですね。関西弁でお話されると面白さが倍増するから不思議です😄


「銀箭」を楽しみ、外の蒸し暑さからも開放され、後半は「南郷 純米酒」をいただきました。お魚料理にも、お肉料理にも合います。「南郷 純米酒」は旨味が十分あるのに、キレが良いので、飲んだことを忘れてしまう(?)感じで、また次の一口・・・と飲み過ぎてしまうので要注意です⚠️


たくさん笑っているうちに閉店時間になりました。「ピアシス」さんの美味しいお食事をいただきながら、「南郷」のお酒が食中酒であることをあらためて実感した楽しい会でした。

いつも美味しいお食事を用意してくださる「ピアシス」さん、ご馳走さまでした🍴


皆で、矢澤酒造店を応援していまーす✊‼️

銀座・ザボンの40周年記念パーティーの思い出_追記しました

(8月3日追記)8/3のニュースサイトでも記事が紹介されました。こちらはカラー写真です😄 デイリー新潮はコチラ

「週刊新潮」の8月1日号(7月25日発売)に銀座・ザボンの記事がありました。昨年5月には「40周年記念パーティー」が帝国ホテルで開催されたとして、写真が掲載されていました。モノクロ写真ですが、ど真ん中には「南郷」の4斗樽がバッチリ写っています❗

パーティー当日、私もお手伝いするために帝国ホテルに向かいました。矢澤社長からは「小説家が通うバーのパーティー」、「南郷の樽酒をお客様にお配りする」、「フォーマルな感じの服装で」という事前情報がありました。「孔雀東の間」に到着した時には「場違いな所に来てしまった!」という感じがしました。素敵なスーツ姿の男性、優雅なお着物を着こなしている女性、きらびやかなドレスから見える綺麗な御御足・・・ 異次元に紛れ込んでしまった状態です💎

「ここはどこ?」と思うような華やかな会場で、静かに出番を待つ「南郷」の酒樽

「銀座・ザボン」が超有名な文壇バーであるということを、その時に知りました。林真理子さんとのご縁で矢澤酒造店の「南郷」で鏡開きをすることになったとか。社長から文学の香りを感じたことがなかったので、「林真理子さんとのご縁??」と今でもキツネに化かされた気分です😄

緊張していたのと、会場が広いため写真がブレていますが、林真理子さんも「南郷」の法被で鏡割りです。

福島県矢祭町から杜氏さんも上京し、私も初めて矢澤酒造店の法被を着用させていただき、たくさんのお客様に樽からお酒をお配りしました。何度もおかわりにいらっしゃる方がいらっしゃいました。その方は、平成10年に芥川賞を受賞した藤沢周さんでした。藤沢さんの作品にはお酒のシーンが多いとのこと。そんなことを社長がご存知ということにビックリしました。(急に文学の香りがしてきました)お酒のシーンが多いだけあって、お酒がお好きなようですね。「南郷」をたくさん飲んでいただき、光栄です❗

重松清さんが司会、さいとう・たかをさんのスピーチあり、芥川賞・直木賞受賞の小説家の方々、若手小説家が集まる豪華なパーティーでした。後半はプレゼントタイムなどもあり、盛り上がりました。貴重な体験をさせていただいた思い出です✨✨

バーベキュー

年に数回行われているという、矢澤酒造店でのバーベキューに参加させていただきました🍖🍖

車で東京を出発。市場などに立ち寄り、食材を買出し矢祭町の酒蔵に到着したのは午後2時。お腹がペコペコです。杜氏さんが火起こしをしてくださっていました。


まずは大きなトウモロコシを網にのせて、焼けるまでの間、女性蔵人を中心にバーベキューの準備が進められていきます。皆さんとても仲良く、同僚というよりお友達のように楽しそう🎵


とても暑かったので、乾杯はビールでした🍻 皆さん日本酒だけでなく、ビールもお呑みになるんですね。酒蔵には車で通勤している方もいらっしゃるので、ノンアルも用意されていました。

サザエの番をする矢澤社長

那珂湊の市場で買ったサザエ


サザエの味付けはお醤油と「南郷」のお酒をタラリ。アチチ、アチチ、フーフーと言いながら頬張りました😋

「南郷」のカップ酒


市場で買った貝類の他に、こちらのホタテは酒蔵に届けられていました。すごく大きいです。4~5年ものなのでは?コクと旨味がハンパなく、とびきり美味しかったです✨


ホタテはピュンピュンと水を吹いて、とても元気だったのでお刺身もいだたきました。釜石出身の蔵の方が「ホタテは包丁で切らずに、繊維に沿って手でちぎるほうが美味しく食べられますよ。」と話しながら、手際よくホタテをさばいてくれました。甘くてとっても美味しかったです😋


魚市場で選んだ大っきなハマグリ、大子町のお肉屋さんで購入した牛肉、東京から持参したラム、地元の野菜などいただきました。私は「南郷」のファンとして東京から参加させていただきました。矢祭町の隣の塙町にお住まいの「南郷」ファンのご夫婦も参加し、酒造りの話題と美味しいお酒を楽しみました。


ラム用にクミンシードの用意を忘れないのも、グルメな社長らしいです。

クミンとお塩を調合中


「南郷のお酒は、悪酔いしないよ。」の社長の言葉通り、「南郷」のお酒で二日酔いになったことはありませんが、念には念をと「仕込み水」もたっぷりいただきました。


先代の藤井顧問から蔵を継ぎ、矢澤酒造店となり3年目。酒蔵のバーベキューに参加させていただいて分かったこと。それは寡黙な男性蔵人と、にぎやかな女性蔵人が一丸となって、熱血社長を支えているということです。今まで「南郷」ファンとして矢澤社長を応援してきましたが、これからは社長だけでなく蔵で働く皆さんも含めて矢澤酒造店を応援しよう!と心に決めました。

〆は山盛りの焼きソバです。この焼きソバも女性蔵人皆でパパッと作ってくださいました。ご馳走さまでした❗


夕暮れと同時に男性蔵人も女性蔵人も、ついさっきまでお酒を飲んでいたとは思えないほどテキパキと片づけを始め、米蔵の前の広場はあっという間に、きれいになりました。

本日はベーベキューに参加させていただき、ありがとうございました。と、締めくくることになると思ったら、バーベキュー終了後は杜氏さん行きつけのスナックへ。夜はなかなか終わらないのでした・・・🌃
社長も蔵の皆さんもお身体をお大事に。美味しい「南郷」を作り続けてください。応援しています😄

お父様を偲ぶ会

薄曇りの6月14日、矢澤社長のお父様(真司様)を偲ぶ会が紀尾井ホールで行われました。

偲ぶ会にご招待いただきました。お父様と面識もなく、社長とお話するようになったのも、つい数年前である私がお父様を偲ぶ会に出席してもよいのかしら?という気持ちでホールまで向かいました。

ホールのエントランスは多くの出席者で溢れ、私の緊張は増してきました。

献花台の側に社長の姿が。「今日は楽しんでくださいね」と仰いました。法要に出席するのに「楽しむ」とは、どういうことかしら?不思議な感じ❔❔

 

私の席は2階のバルコニー席で、ステージ上部に飾られたお父様のお写真が近い席でした。初めてお会いした(?)のに、優しく包み込んでくださる表情で、私を迎えいれてくださり、緊張は徐々にほぐれてきました。

 

お母様が真司様との思い出を詠んだうたも紹介されました。病室での様子、お通夜、お葬式の時のことなど悲しいシーンであるのに、心が温まるうたです。

 

お兄様がお書きになった挨拶文に「父はなにか自分が良いと思ったものがあると、半ば強制的にでも、周りの人々に「感動の共有」をさせたがる人でした。」とあり、思わずクスッと笑ってしまいました。社長は「○○は美味しいよ、絶対食べたほうがいいよ」とか「××はすごくいいから、絶対見たほうがいいよ」と仰ることがあります。この台詞はお父様譲りだったのですね😄

 

偲ぶ会としてコンサートを行うのはお父様のご遺志で、演奏される曲もお父様の選曲とのこと。三枝成彰さんから曲目紹介があり、コンサートが開始しました。

バッハの「G線上のアリア」、モーツァルトの「レクイエム」。 休憩をはさみ「アヴェ・マリア」、ベートーヴェンの「第九」。演奏が終了した時には、すっかり心地よくなっていて、社長が「今日は楽しんでくださいね」と仰った意味が分かりました。

 

コンサート終了後は六本木に移動し、立食会がありました🍴

 

51階からの素晴らしい眺望と美味しい食事のお供は「南郷 純米酒」。4斗の酒樽です。

立食会にもたくさんの方が出席しました。

社長と藤井顧問、蔵の方々。

 

偲ぶ会には多数の方から追悼文が寄せられ、そのほぼ全てに、お父様が芸術を愛した方であることが書かれていました。社長がお酒のラベルなどに拘るのもお父様の影響なのでしょう。会場では社長と顧問がお酒の新しいラベルについて、お話している姿がありました。

 

偲ぶ会では記念品として「純米大吟醸 白孔雀」をいただきました。我が家では滅多に購入出来ないお酒です。美味しくいただきました。

 

矢澤社長にはお身体に気をつけて、お父様のように「人に優しく」「仕事に厳しく」、そして美味しいお酒造りを続けていただきたいと思います。応援しています❗

 

事務所改築計画

矢澤酒造店を訪れたある日のことです。今までは酒蔵の中を案内していただいていたのですが、その日は矢澤社長が蔵の周りを案内してくださいました。

酒蔵と屋敷の屋根の色や勾配が統一されていて、心地よくも風格を感じます。

 

米蔵。仕込みの期間は数回にわたり、たくさんのお米がこの蔵に届けられるそうです。

 

蔵の周りのお庭もきれいに手入れされ、可愛らしい花が咲いていました🌼🌼

 

蔵を訪れる時は、この赤い酒樽が目印です。

 

赤い酒樽の下には創業当時使用されていた井戸の跡があります。

 

こちらは事務所とお酒の保管庫。

 

現在は別々の建物ですが、ナント、新しい事務所建物を建築計画中だとか💡 新しい建物は事務所、保管庫、売店の他、コンサートやイベントに使用できる小ホールが予定されているそうです。
設計は建築家の内藤廣さんです。お名前だけではどなたか思い浮かばない方もいらっしゃるかもしれませんが、「赤坂の虎屋本店」の設計者と説明すると、思い当たる方もいらっしゃるのではないでしょうか。内藤さんの作品を調べてみると私は、「七石舞台」と「鳥羽市立海の博物館」の2箇所を観光の際、訪れていました。シンプルなデザインです。他の作品も木とガラスも多く使用し、優しく明るい建物を設計する方だと思いました。矢澤酒造店の事務所もそのような感じになるのでしょうか。

社長から、そんなお話を伺っていたら、設計事務所の方々が蔵にいらっしゃいました。ちょうど打合せの日だったようです。打合せ中の部屋からは、笑い声なども漏れてきて楽しそうでした。私までワクワクしてきました 💕

5月からは王冠のデザインが「南郷」の文字から「矢」のマークへが変更されています。

 

銘酒 「南郷」の味を継承しつつ、新しい酒蔵「矢澤酒造店」に変化していく様子を肌で感じた蔵訪問となりました。

 

 

お酒のラベル貼り

那珂インターをおりた時は25℃だった気温が、少し北上した矢祭では19℃でした。多少涼しいとは言え、矢澤酒造店の近くの田んぼは田植えが終了していました。水郡線も冬より気持ち良さそうに走っていました🚃

 

酒蔵にお邪魔すると、蔵の方々がお酒のラベル貼りと箱詰め作業をしていました。

 

こちらは仏事用の500mlのお酒の箱詰め。「茨城の辺りは四合瓶だけど、この辺りは500か300なんですよ。」と教えてくださいました。

 

異物が混入していないか、目視でしっかり確認。

 

こちらは「あじさい祭り」用の「こんるり」。まず、ラベルに糊をつけます。

 

瓶にラベルを貼りつける。まっすぐ貼るのが難しそうです。「こんるり、美味しいよね~」なんて会話も交わされていました😄

 

「銀箭」もラベルを貼り・・・

 

丁寧に袋詰めされていました。

 

「銀擶」は要冷蔵なので、夏場は冷蔵庫の中でラベル貼りをしているそうです。寒そう❄️❄️

1本1本丁寧に仕上げされているのを見て、お酒が益々愛おしくなりました。

 

社長もジーパンにエプロン姿でお仕事していましたが、蔵の方々の写真を撮るのに夢中になってしまい、社長の写真を撮るのを忘れてしまいした(笑) お酒の仕込みの時の酒蔵は緊張した空気が流れていましたが、今日は緩やかな雰囲気でした。社長も蔵の方々も、仕込みの時と比べると目尻が2ミリほど下がっているように感じました。

お仕事中にも関わらず、色々お話してくださった蔵の皆様、ありがとうございました❗

(おまけ)
家で飲んだ 300ml ~一升瓶まで様々なサイズの空き瓶、合計54本を蔵に持っていきました。リサイクルお願いします。

 

 

お酒の本当の味は?

先月に続き、今月も「白鶴 銀座スタイル」のセミナーを受講しました。人気のコースで抽選だったようです。今回のテーマは『 RIEDEL(リーデル)グラスで広がる日本酒の世界 』です。リーデル社の方がいらしてお話してくださいました。

 

お酒は「白鶴 大吟醸」、「白鶴 特別純米酒 山田錦」、「ミシオネス デレンゴ(チリワイン🍷)」です。日本酒メーカーなのにワインの輸入もしているんですね。

 

ワインを意識してか洋風のお弁当でした。

 

それぞれのお酒を5種類のグラスでいただき、違いを確認しました。お酒はグラスの一番膨らんでいるところより、少し下までがベスト。レストランで私はいつも 「気取っちゃって・・・」 とか 「ケチケチしないでもっと入れて~」 なんて思っていましたが、お酒の香りを楽しむためにグラス内に空間を確保する必要があるそうで、理由があって、あの量だったことが分かりました。これからはお店の方を恨めしく思いません(反省)

 

お土産は、リーデル・オーの 大吟醸用グラスと「白鶴 大吟醸」でした。

 

大吟醸用のグラスをいただいたので、純米用のグラスも欲しくなり購入しました。早速、先日の丸ビルでの「ふくしま酒まつり」で買った「南郷 純米酒」を飲んでみました。すべすべした肌のような感じでエレガントで女性的な印象のお酒に感じます。口中にすーっと入り込み、喉に自然に流れ、飲みすぎてしまうのが難点です😄
リーデル社のHPには純米グラスについて、「柔らかくクリーミーな質感を口中に長く留めます。」と説明されています。そう、柔らかいというのでしょうか、優しい気持ちになります。

 

大衆居酒屋的な少し厚めで口径が狭いグラスでいただくと、タフでドッシリとした男性っぽい雰囲気がします。スルメを食べたくなりました。こちらのグラスのほうがお米の旨味を感じるように思います。あれー、おかしいですね❔❔ 純米グラスより、お米の旨味を感じるなんて。このグラスの方が、私が普段飲みなれている「南郷 純米」の味です。

 

頭と舌が混乱していますが、グラスによって味覚が異なることはハッキリしました。でも、真の「南郷 純米」の味はどちらなのでしょうか。お酒の世界は奥深いですね。

 

白鶴 銀座スタイル のセミナー受講

白鶴GINZA STYLEの「白鶴研究室長が語る 最先端の日本酒造り」というセミナーを受講しました。研究室長の明石氏が神戸から上京され、楽しいお話をしてくださいました。

こちらのセミナーに初めて参加しました。最初にお話を聞き、その後、お弁当とお酒をいただく形式でした。

なだ万のお弁当でした。

 

お酒はこちら。呑み放題です😄「神のまにまに」は掛米に神戸大学で収穫した「にこまる」、麹米に白鶴錦を使用したお酒です。白鶴錦は「山田穂」と「短稈渡船」を70年ぶりに掛け合わせて育成され、2007年に品種登録されたお米です。山田錦の兄弟です。あっさりしていて、酸味のあるお酒でした。こちらの商品は、もともと生産量が少ないこと、卒業生が記念に購入することなどの理由で、すでに完売だそうです。

 

研究室の仕事は「新商品開発」、「新技術開発」、「情報発信」など多岐にわたります。現代では様々な成分分析機器がありますが、人間による「きき酒(官能検査)」も欠かせず、若い研究者はきき酒の訓練をするそうです。羨ましい仕事です🎵 きき酒の手順は「目」「鼻」「口」の順に行い、色、香り、味の三つがよく調和しているかをききわけ、評点や感想などの記録をするという流れです。矢澤社長がお酒を飲んでいるとき、きき酒のように舌でころがして確認している仕草のことがありますが、メモしているところは見たことがありません。全て頭の中に記憶されているのでしょうか、すごいですね💮💮

研究室の一角には調理室があり、お酒と料理の相性評価など行われているそうです。私も「南郷」と合う料理を我が家の調理室(キッチン)で考えています。酒粕のマイブームは現在も続いており、最近のお気に入りは、こちらです。

ネット検索すると「酒粕レーズン」や「吟醸レーズン」などと紹介されています。つまりお好みの量の酒粕とお好みの量のレーズンを混ぜたものです。見た目は悪いですが、1週間ほど寝かせせると酒粕の旨みがレーズンに浸み込み、レーズンの甘味が酒粕に移り、レーズンバターを上回る美味しさです😋

最近、矢澤酒造店の酒粕を購入したので、ブルーベリー甘酒を作りました。ブルーベリーの量が多かったのか、ブルーベリーの品種によるものなのか色が少し濃すぎる気もしますが、美味しいです。矢澤酒造店で開発中のブルーベリー甘酒「こんるり」(麹甘酒)とブルーベリー甘酒(酒粕甘酒)の呑み比べセットがあったら売れるのでは?、と勝手に「新商品」の妄想をしています。

 

この日のセミナーはお酒2種類(180ml)とユーグレナのお土産付きでした。ユーグレナは酒粕入りのサプリメントです。

 

白鶴GINZA STYLEのセミナーは人気があり、抽選になることもあるそうです。面白そうなテーマがあったら、また参加したいです✨

 

矢澤酒造店再訪

今月も用があり福島に行ったので、矢澤酒造店に寄らせていただきました。
今回はJR水郡線利用です。東館で降ります。

 

水郡線は単線ですが、東館は無人駅ではありません。

 

試飲販売会などの時に、矢澤社長が持参する「こんにゃく」は矢祭町の名産品です。

 

駅前は国道118号線。町役場があり、大型ダンプやトラックがひっきりなしに走っています 🚚🚚🚚

 

町のメインストリートであり、歴史の風情も感じる街道です。国道118号は「南郷街道」という水戸と奥州を結ぶ道で、お酒の「南郷」はここから命名されたのでしょう。

 

この日は小雨が降っていて肌寒かったのですが、矢祭町にも春が訪れていました。

 

駅の近くのさがわ食堂さんで「タンメン」をいただきました🍜 洗面器ほどの大きい丼で有名なお店です。食べても食べても減らない気がしましたが、ちぢれ麺で舌触りを楽しみながら美味しくいただきました。

 

町には大きな酒屋さんがあります。

 

もちろん矢澤酒造店のお酒もありました。

 

街道沿いの看板も目立っています。

 

駅から40~50分ほど歩くと矢澤酒造店に到着です。社長はお留守でしたが、先代の藤井顧問に酒蔵の中を案内していただきました。お酒造りは一段落したそうで、先月お邪魔した時よりひっそりしていました。

 

タンクの中では、良い香りのもろみがプクプクと小さい音を立てながら育っていました。

 

出来上がったもろみはこちらのヤブタで圧搾するそうです。この板と板の間に残るのが酒粕です。そうそう、先ほどの酒屋さんの店長さんが「南郷はお酒も美味しいけど、酒粕も人気あるんですよ」とお話ししていました😄

 

蔵を案内していただいたら、帰りは大急ぎで南石井の駅へ🏃 矢澤酒造店の最寄り駅は南石井です。10分ほどで着きます。田んぼの畦道を歩いているといつのまにか駅のホームに到着。駅と田んぼが一体化している感じの、のどかな無人駅です。矢祭町のグルメを楽しみたい方は東館、お急ぎの方は南石井のご利用をオススメします。

酒の仕込が終了すると、社長の営業活動が始まります。矢澤酒造店のお酒が買えるお店が増えるとうれしいです。
矢澤酒造店のお酒が飲めるお店は少しずつ増えています。ぜひ、「福の酒」のサイトで検索してください。

桃の節句

狭小住宅の我が家では、お雛様を飾ることが出来ません😢  代わりに毎年恒例、京王プラザホテルの「つるし雛」 と 「雛飾り」を楽しんでいます。どちらも職人技が光り、ほれぼれします。

 

子供の頃は、ひな祭りの時に甘酒を飲まされました。今となっては信じられませんが、当時は飲まされたという感想です。むわぁ~とした湯気からして、あれは酒粕甘酒だったと推測します。その後、甘酒から逃げ回って生きてきました。
2017年の冬、初めて矢澤酒造店を訪問した際、イチゴ甘酒を作ってくださいました。優しい感じのピンク色。ウン十年ぶりに甘酒にチャレンジしてみました。一気に飲みこまずに口の中で噛むと、イチゴのプチプチを感じました。酒粕の香りとイチゴの香りがどちらも主張し過ぎず合わさって、あれ~?美味しい~💕 酒蔵の目の前がイチゴ農家さんです🍓🍓 その新鮮なイチゴと出来立ての酒粕で作ったから美味しいのでしょう。おかわりまでしてしまいました。これをきっかけに今では、酒粕甘酒も麹甘酒も好きになりました😄

 

桃の節句なので、甘酒を作ってピーチネクターで割ってみました🍑 矢澤酒造店でご馳走になったイチゴ甘酒は温かいのですが、私は甘酒を冷ましてから作りました。

 

甘酒とピーチネクターが1対1ですと、ピーチネクターの味が勝っています。甘酒が苦手な方でも、抵抗なく飲めると思います。色はほとんど白です。

 

残った甘酒は薄く切ったリンゴとミキサーにかけてみました🍎 リンゴのさわやかな香りとスムージーのようなのどごしで、とても飲みやすいです。日本酒の香りを「リンゴのような~」などと表現することがあります。そのことと関係があるのか分かりませんが、甘酒とリンゴは相性がいいように思いました。
甘酒もさまざまなアレンジが出来、楽しいです。

 

(おまけ)
以前、鯖料理専門店「SABAR」で食事をした際、「よっぱらいサバ」を食べたことを思い出しました。酒粕をエサに混ぜた養殖のサバです。旨みが増えるそうです。

 

酒粕を混ぜた飼料で育てた牛や豚、酒粕を混ぜた肥料で育てた野菜などもあるようです。酒粕から他の食材に姿を変えても、私たちの舌を楽しませてくれるなんて、酒粕には頭が下がります。