新商品「月と虹」

福島県矢祭町の「矢澤酒造店」では、新商品「月と虹」を12月から発売しています。
兵庫県産山田錦100%、福島県酵母を使用した大吟醸酒です✨✨


うれしそうな矢澤社長です。それもそのはず、「月と虹」のラベルが完成した時の写真です。社長が自信を持って造った大吟醸酒。その顔となるラベルをデザインしたのは社長のご友人、安達さんです。「純米大吟醸 白孔雀」のデザイナーでもあります。


ラベルの原案を持つ安達さん。完成までに一年近くかかったそうです。


ラベルについて、安達さんにお話を伺いました。
満月の周りに暈(かさ)があわられる現象は、幸運の兆しと言われています。雲を形成する氷晶がプリズムとして働き、リングを纏ったように見えて、とても幻想的です。

このリングが、時に鮮やかなグラデーションをなしていることがあり、まるで虹のように月の周りを彩ります。本来虹は光源の反対側にあらわれるため同時に見ることはできませんが、月と、暈が織りなす虹のような美しさを、『月と虹』としてラベルに表現させました。

この銘酒が持つ華やかな香り、透き通った甘い味わいに、満ちた月と幸運をもたらす虹を重ねて感じて頂けたら幸いです。


お酒を造った社長の思いと、ラベルをデザインした安達さんの思いが、うまく折り重なった商品なのですね。細部まで手描きで、箔押しが美しいラベルです。ぜひ、実物を手に取り、お酒とラベルをお楽しみください🎵

ラベルひとつについても、談論風発。お二人の話を伺っていると、今後も安達さんがデザインのラベルが増えるようです。楽しみです🌈

美味しいお酒が出来ました

矢澤酒造店の杉玉が新調されたそうです。杉玉は「新しいお酒が出来ましたよ~❗」と、お客様にお知らせするものです。


仕込みの前半、今年は4本のタンクを仕込み、しぼったそうです。お酒造りはまだまだ続きます。


美味しく出来上がった「新玉の酒」が発売になりました。季節の移り変わりと同時にお酒の熟成度が分かる杉玉。緑の時は「新酒」、色が薄くなる頃は「夏酒」、茶色くなると「ひやおろし」。それぞれの季節のお酒を楽しみたいですね🎵

滝川渓谷

前夜、矢祭の空は雲一つなく、星が無数に輝いていました🌠 その影響か今朝は寒く、吐く息が白いです。

矢澤酒造店の軽トラックに霜がおりていました


蔵でも氷が張っていました。

厚い氷に感じましたが、実際は1ミリ程度でした

昨日は矢澤酒造店を見学後、矢祭に宿泊し、今日は矢澤社長がお忙しい中、矢祭を案内してくださいました。

まずは、酒蔵から車で5分ほどの場所にある「酒のしのだ」さん。社長に気が付いた女性店員3名は「あら~♥」、「まぁ~♥」と笑顔で迎えてくださいました。「黄色い声」とまではいきませんが、「あら~」や「まぁ~」の後ろに本当にハートマークがあるような声です。社長が地元の酒屋さんに愛されていることが分かり、嬉しかったです🎵

お店に入り、一番目立つ場所に「南郷」
豊富な品揃えです
新聞記事も紹介されています

「酒のしのだ」さんは日本一、世界一、宇宙一、「南郷」のお酒を取り扱ってくださっているお店でした✨✌

「酒のしのだ」さんで買い物した後は、茨城県との県境に近い滝川渓谷へ🍁 滝川渓谷は3キロにわたり大小さまざまな滝があり、その滝に沿って散策路があります。国道349号近くの第一駐車場から頂上まで、歩いて1時間ちょっとです。

水は透明ですが、魚は見当たりませんでした

今日の散策は社長のご友人も一緒です🍒

モデル立ちの社長

散策路の幅は1メートルほどで広くはありませんが、全体的に歩きやすい道です。

一ヶ所だけ鎖場がありました

今回は紅葉の終わりの季節でしたが、新緑の季節も気持ち良さそうです。滝を見下ろしたり、見上げたり、変化に富む散策路が続きます。

散策路を歩くと落ち葉がカサカサ音を立てて、楽しかったです

社長は「酒蔵で仕事するようになり筋肉がついた」と仰っている通り、体力があり、息を切らすことなく元気にスタスタと登っていきます。(普段も歩くのが早いですね)

頂上には「滝川の里」という茶屋があります。お蕎麦が有名なようですが、野菜たっぷりのけんちんうどんも美味しかったです。

お蕎麦とけんちん汁のセットもありました

滝川渓谷は酒蔵見学と共に楽しめる観光スポットです😄
社長は「コートを東京に忘れた」と仰って、少し薄着だったのが心配です。お身体に気を付けて、お酒造りを続けてください。東京から応援しています❗

矢澤酒造店訪問

福島県矢祭町の矢澤酒造店を訪問し、午後の作業を見学させていただきました。
蔵の事務所のガラスはいつもピッカピカで気持ち良いです✨✨

毎朝、当番でガラスを磨いているそうです


杜氏さんが櫂入れをしていました。

長い櫂を扱うのは難しそう


櫂入れが終わると、社長と杜氏さんがそれぞれのタンクを回り、温度計測などしています。

言葉は交わしません。あうんの呼吸です


こちらはヤブタ。お酒をしぼるこの機械を「ヤブタ」というものだと思っていました。正確には藪田産業株式会社の「藪田式自動醪搾機」という機械でした。(余談ですが、私たちが普段「タッパー」と言っている「タッパーウェア」は「タッパー」を作ったアメリカ人の「アール・S・タッパー」さんが名前の由来です💡)

2019年12月現在、藪田産業株式会社の社長は薮田亘康氏
現在は分解されているヤブタ。しぼりに向け、組み立てます

私が訪問した日は、お酒のしぼりに向け、ヤブタの清掃をしていました。「ろ布」と呼ばれる袋を持たせていただきましたが、1枚でも重かったです。お酒をしぼった後の板粕についている模様は、この「ろ布」の目地です。

「ろ布」を何枚も何枚も洗浄し、最後は漬けおき洗い。

ヤブタは「ろ布」以外にも大きい部品、小さい部品などに分かれていて、それぞれを丁寧に洗浄します。

左から副杜氏、杜氏、社長


蔵ではお酒の仕込みの他に、洗浄など清掃作業が多いとのこと。厚手のゴム手袋をしているとはいえ、長時間の水仕事は体の芯から冷えそうです。



体を動かしながら水を使う作業の他、じっと座ったままのラベル張りも寒そうでした。

寒い中、手先を使う細かい作業は難しそうです


矢澤酒造店の事務所にはストーブ、休憩室には炬燵が出ていました。

この日の蔵の中は8.5度

11月から始まったお酒造りは順調に進んでいるそうです。これからもっと寒くなります。社長をはじめ、蔵人の方々、風邪を引かないように❗東京から応援しています👊😄

初添え

あまり渋滞しないイメージがある東北道ですが、紅葉の季節のためか渋滞🚗🚗🚗⚡ 予定を少し遅れて福島に到着しました。

トライブ中の車窓からは頂上に雪が積もっている磐梯山が。晴れているのですが、風が吹くと真冬のような寒さでした。



矢祭町がある県南の紅葉も進んいました🍁


夜はお酒を呑んでいる矢澤社長にお会いすることが出来ました。
前回お会いしたのは数週間前です。その間にますますお肌の透明感が増していました✨ 矢祭に住んでから「すっかり早寝早起きになったよ。」と笑顔です😄


現在、蔵では「南郷 普通酒」の仕込み中。今年の酒米は溶けにくいとの情報を基に、吸水率をアップさせるなど調整して、良好な麹・酒母が出来上がったそうです。明日はいよいよ初添え。初添えの時は、蔵人たちと蔵内の神棚にお参りをする習慣があるとのこと。そのようなお話を伺うと、日本酒がぐっと神聖なものに感じます。


いつもお上品な社長ですが、コップ酒も意外と似合っています。コップの中身はもちろん「南郷」のお酒。楽しそうですが、明朝は5時起床予定だとか。それでも「お酒造りを辛いと思ったことは無いね~」と相変わらず笑顔でした😄


東京でも矢祭でもお忙しい社長ですが、夏の間、社長と共に営業活動をしたノボリはサッパリ洗濯され、のんびり風に吹かれています。後はきれいにアイロンをかけ完了。社長の蔵での仕込み作業を応援しつつ、次の出番を心待ちにしているようです🎵


(おまけ)
新橋の「ピアシス」では、南郷のお酒の種類が増えていました。「南郷 普通酒」です。レトロなデザインのお酒(180ml)をお燗でいただき、心も体も温まりました🍶

矢祭町散策

常磐道那珂ICを下りて、福島県に入ると民家の庭先や、山の中腹にある柿の木がたくさんの実をつけていました。遠くにあると紅葉の一部のようできれいです。たわわになっている実を見ると、うれしくなってしまうのは私だけでしょうか・・・

お酒の仕込みのため矢祭町の蔵に籠ってから、まだ日が浅いのに矢澤社長のお肌は透明感が増し✨、色白になって✨(羨ましい😄)、すっかり東北の人になっていました。

福島県最南端の町である矢祭町ですが、さすがに東京より寒かったです。社長は「朝晩は寒いけど、日中は汗ばむ。」と仰っていました。やはり蔵の仕事は重労働なのでしょう。(それともただの暑がり❔)

午前9時で7度です。


矢澤酒造店があるのは国道349号、町のメインストリートで大型車の往来も多いです。が、矢祭町全体は自然たっぷりの町です🍀

滝川渓谷付近からの眺め


田んぼではテントのような形に、稲が干してありました。昔話に出てきそうな、のどかな風景です。

349から少し横に入ると田んぼもあります


空ではトビが尾羽を使いおーきくグールグル回り、風に乗ってのーんびり、気持ち良さそうに飛んでいました。人間に例えたら、通勤でもなく、買い物でもなく、気の向くまま近所をブーラブラしている感じなのでしょうか。

矢祭山上空


構図は良かったのですが、かわいい1両列車はボケてしまいました。紅葉が始まっています🍁

コンパクトカメラで撮影


台風の影響で運休していた水郡線は11月1日から、運転再開しています。

一眼レフで撮影


夕方になると一気に寒くなります。矢澤酒造店の事務所では、まだストーブは使用していないようでした。

事務所の前の花々は、賑やかな女性蔵人たちを連想させます


我が家に貯まった空き瓶をリサイクルしてもらうため、持参しました。

今回はほとんどが300ml瓶


帰りには蔵の仕込み水をいただきました。この水について、社長から「久慈川の伏流水。ダムが無いから、よどみなくフレッシュなわき水が流れてくるんだよ。ミネラル分が少ない軟水で、口に含むとトロリとしているのが特長。サラリではなく、トロリなんだよ。」と教えていただきました。

確かに「トロリ」を感じました


蔵の仕事が終わる時刻。空には星のように小さな三日月と飛行機雲が。一日お疲れさまでした。お酒の仕込みは始まったばかりです。これからも頑張ってください❗

空気が澄んでいることを感じます


(お知らせ)
12月20日(金)、「日本橋ふくしま館 ミデッテ」で試飲販売会を開催予定です。詳細が決まりましたら、再度お知らせします。

東京で「南郷」を呑もう!_2回目

東京で「南郷」を呑もう、ということで春に続き再び集まりました。
お店は前回と同じ、新橋の「ピアシス」さんです。
「ピアシス」さんは、東日本大震災後、福島県のお酒の仕入れを通して福島応援を始めたお店で、「南郷」の他にも福島のお酒がたくさんあります。
矢澤社長はご予定があり、今回も欠席。


お店に到着すると、店長さんが「矢澤社長から連絡があって、「銀箭」と「純米酒」を用意してお待ちしてましたよ~。」と笑顔で出迎えてくださいました。春は「南郷 純米吟醸無濾過原酒」をたくさんいただきました。今回は「特別純米酒 銀箭」をたっぷりいただきましょー ✨✨

今にも雨が降り出しそうで蒸し暑い日でした。まずはビールで乾杯して、喉を潤しました。

「銀箭」は綺麗な青色の瓶です。裏ラベルには、「紙ひかうきを 雨の銀箭 ぬらす午後 幼は魚のごとく 眠りぬ 」と、和歌が書かれています。その和歌に呼応するように表ラベルには、水紋がデザインされています。ラベルデザイン担当の方のお話では、当初は、銀箭(銀の矢)のように雨が降り注いでいる様を考案していたそうですが、最終的には「瓶の青色」と、「ラベルの水紋」で清清しい感じを表現したとのこと。水紋の線の繊細さ、薄い色合いが「銀箭」の淡いガス感のイメージとマッチしています。


1月の福島県矢祭町の矢澤酒造店見学、6月の紀尾井ホールでのコンサート(社長のお父様の一周忌)のことなど、思い出話で盛り上がりました。
また、家族の話や仕事の話などもありました。今回は関西出身者4名と関東出身者4名の計8名でした。関西の方はお話が上手ですね。関西弁でお話されると面白さが倍増するから不思議です😄


「銀箭」を楽しみ、外の蒸し暑さからも開放され、後半は「南郷 純米酒」をいただきました。お魚料理にも、お肉料理にも合います。「南郷 純米酒」は旨味が十分あるのに、キレが良いので、飲んだことを忘れてしまう(?)感じで、また次の一口・・・と飲み過ぎてしまうので要注意です⚠️


たくさん笑っているうちに閉店時間になりました。「ピアシス」さんの美味しいお食事をいただきながら、「南郷」のお酒が食中酒であることをあらためて実感した楽しい会でした。

いつも美味しいお食事を用意してくださる「ピアシス」さん、ご馳走さまでした🍴


皆で、矢澤酒造店を応援していまーす✊‼️

銀座・ザボンの40周年記念パーティーの思い出_追記しました

(8月3日追記)8/3のニュースサイトでも記事が紹介されました。こちらはカラー写真です😄 デイリー新潮はコチラ

「週刊新潮」の8月1日号(7月25日発売)に銀座・ザボンの記事がありました。昨年5月には「40周年記念パーティー」が帝国ホテルで開催されたとして、写真が掲載されていました。モノクロ写真ですが、ど真ん中には「南郷」の4斗樽がバッチリ写っています❗

パーティー当日、私もお手伝いするために帝国ホテルに向かいました。矢澤社長からは「小説家が通うバーのパーティー」、「南郷の樽酒をお客様にお配りする」、「フォーマルな感じの服装で」という事前情報がありました。「孔雀東の間」に到着した時には「場違いな所に来てしまった!」という感じがしました。素敵なスーツ姿の男性、優雅なお着物を着こなしている女性、きらびやかなドレスから見える綺麗な御御足・・・ 異次元に紛れ込んでしまった状態です💎

「ここはどこ?」と思うような華やかな会場で、静かに出番を待つ「南郷」の酒樽

「銀座・ザボン」が超有名な文壇バーであるということを、その時に知りました。林真理子さんとのご縁で矢澤酒造店の「南郷」で鏡開きをすることになったとか。社長から文学の香りを感じたことがなかったので、「林真理子さんとのご縁??」と今でもキツネに化かされた気分です😄

緊張していたのと、会場が広いため写真がブレていますが、林真理子さんも「南郷」の法被で鏡割りです。

福島県矢祭町から杜氏さんも上京し、私も初めて矢澤酒造店の法被を着用させていただき、たくさんのお客様に樽からお酒をお配りしました。何度もおかわりにいらっしゃる方がいらっしゃいました。その方は、平成10年に芥川賞を受賞した藤沢周さんでした。藤沢さんの作品にはお酒のシーンが多いとのこと。そんなことを社長がご存知ということにビックリしました。(急に文学の香りがしてきました)お酒のシーンが多いだけあって、お酒がお好きなようですね。「南郷」をたくさん飲んでいただき、光栄です❗

重松清さんが司会、さいとう・たかをさんのスピーチあり、芥川賞・直木賞受賞の小説家の方々、若手小説家が集まる豪華なパーティーでした。後半はプレゼントタイムなどもあり、盛り上がりました。貴重な体験をさせていただいた思い出です✨✨

バーベキュー

年に数回行われているという、矢澤酒造店でのバーベキューに参加させていただきました🍖🍖

車で東京を出発。市場などに立ち寄り、食材を買出し矢祭町の酒蔵に到着したのは午後2時。お腹がペコペコです。杜氏さんが火起こしをしてくださっていました。


まずは大きなトウモロコシを網にのせて、焼けるまでの間、女性蔵人を中心にバーベキューの準備が進められていきます。皆さんとても仲良く、同僚というよりお友達のように楽しそう🎵


とても暑かったので、乾杯はビールでした🍻 皆さん日本酒だけでなく、ビールもお呑みになるんですね。酒蔵には車で通勤している方もいらっしゃるので、ノンアルも用意されていました。

サザエの番をする矢澤社長

那珂湊の市場で買ったサザエ


サザエの味付けはお醤油と「南郷」のお酒をタラリ。アチチ、アチチ、フーフーと言いながら頬張りました😋

「南郷」のカップ酒


市場で買った貝類の他に、こちらのホタテは酒蔵に届けられていました。すごく大きいです。4~5年ものなのでは?コクと旨味がハンパなく、とびきり美味しかったです✨


ホタテはピュンピュンと水を吹いて、とても元気だったのでお刺身もいだたきました。釜石出身の蔵の方が「ホタテは包丁で切らずに、繊維に沿って手でちぎるほうが美味しく食べられますよ。」と話しながら、手際よくホタテをさばいてくれました。甘くてとっても美味しかったです😋


魚市場で選んだ大っきなハマグリ、大子町のお肉屋さんで購入した牛肉、東京から持参したラム、地元の野菜などいただきました。私は「南郷」のファンとして東京から参加させていただきました。矢祭町の隣の塙町にお住まいの「南郷」ファンのご夫婦も参加し、酒造りの話題と美味しいお酒を楽しみました。


ラム用にクミンシードの用意を忘れないのも、グルメな社長らしいです。

クミンとお塩を調合中


「南郷のお酒は、悪酔いしないよ。」の社長の言葉通り、「南郷」のお酒で二日酔いになったことはありませんが、念には念をと「仕込み水」もたっぷりいただきました。


先代の藤井顧問から蔵を継ぎ、矢澤酒造店となり3年目。酒蔵のバーベキューに参加させていただいて分かったこと。それは寡黙な男性蔵人と、にぎやかな女性蔵人が一丸となって、熱血社長を支えているということです。今まで「南郷」ファンとして矢澤社長を応援してきましたが、これからは社長だけでなく蔵で働く皆さんも含めて矢澤酒造店を応援しよう!と心に決めました。

〆は山盛りの焼きソバです。この焼きソバも女性蔵人皆でパパッと作ってくださいました。ご馳走さまでした❗


夕暮れと同時に男性蔵人も女性蔵人も、ついさっきまでお酒を飲んでいたとは思えないほどテキパキと片づけを始め、米蔵の前の広場はあっという間に、きれいになりました。

本日はベーベキューに参加させていただき、ありがとうございました。と、締めくくることになると思ったら、バーベキュー終了後は杜氏さん行きつけのスナックへ。夜はなかなか終わらないのでした・・・🌃
社長も蔵の皆さんもお身体をお大事に。美味しい「南郷」を作り続けてください。応援しています😄

お父様を偲ぶ会

薄曇りの6月14日、矢澤社長のお父様(真司様)を偲ぶ会が紀尾井ホールで行われました。

偲ぶ会にご招待いただきました。お父様と面識もなく、社長とお話するようになったのも、つい数年前である私がお父様を偲ぶ会に出席してもよいのかしら?という気持ちでホールまで向かいました。

ホールのエントランスは多くの出席者で溢れ、私の緊張は増してきました。

献花台の側に社長の姿が。「今日は楽しんでくださいね」と仰いました。法要に出席するのに「楽しむ」とは、どういうことかしら?不思議な感じ❔❔

 

私の席は2階のバルコニー席で、ステージ上部に飾られたお父様のお写真が近い席でした。初めてお会いした(?)のに、優しく包み込んでくださる表情で、私を迎えいれてくださり、緊張は徐々にほぐれてきました。

 

お母様が真司様との思い出を詠んだうたも紹介されました。病室での様子、お通夜、お葬式の時のことなど悲しいシーンであるのに、心が温まるうたです。

 

お兄様がお書きになった挨拶文に「父はなにか自分が良いと思ったものがあると、半ば強制的にでも、周りの人々に「感動の共有」をさせたがる人でした。」とあり、思わずクスッと笑ってしまいました。社長は「○○は美味しいよ、絶対食べたほうがいいよ」とか「××はすごくいいから、絶対見たほうがいいよ」と仰ることがあります。この台詞はお父様譲りだったのですね😄

 

偲ぶ会としてコンサートを行うのはお父様のご遺志で、演奏される曲もお父様の選曲とのこと。三枝成彰さんから曲目紹介があり、コンサートが開始しました。

バッハの「G線上のアリア」、モーツァルトの「レクイエム」。 休憩をはさみ「アヴェ・マリア」、ベートーヴェンの「第九」。演奏が終了した時には、すっかり心地よくなっていて、社長が「今日は楽しんでくださいね」と仰った意味が分かりました。

 

コンサート終了後は六本木に移動し、立食会がありました🍴

 

51階からの素晴らしい眺望と美味しい食事のお供は「南郷 純米酒」。4斗の酒樽です。

立食会にもたくさんの方が出席しました。

社長と藤井顧問、蔵の方々。

 

偲ぶ会には多数の方から追悼文が寄せられ、そのほぼ全てに、お父様が芸術を愛した方であることが書かれていました。社長がお酒のラベルなどに拘るのもお父様の影響なのでしょう。会場では社長と顧問がお酒の新しいラベルについて、お話している姿がありました。

 

偲ぶ会では記念品として「純米大吟醸 白孔雀」をいただきました。我が家では滅多に購入出来ないお酒です。美味しくいただきました。

 

矢澤社長にはお身体に気をつけて、お父様のように「人に優しく」「仕事に厳しく」、そして美味しいお酒造りを続けていただきたいと思います。応援しています❗