グラスの形状について_矢澤社長のコメント

「グラスで広がる日本酒の世界」というセミナーを受講後に、グラスによるお酒の味の違いについて、矢澤社長のお考えをお聞きしたところ、ご丁寧にコメントをいただきました😄 以下、社長のコメントです。

『グラスについてですが、ワイングラスは、白赤だけでなく、ブルゴーニュの赤用とか、ボルドーの赤用とか、モンラッシェ用とか、リースリング用とか事細かにデザインされています。
グラスメーカーのリーデル等の話では、舌は場所で甘さや酸っぱさなどを感じる部位があって、グラスからこぼれ落ちる角度(手前か口奥か)や広がり(横に広がって口に注がれるか絞れて口に注がれるか)を加味した形状にすることで、舌の注がれる範囲をコントロールして、各ワインの特徴が一番美味しく飲めるようにデザインしてるとか。
なので、違いが感じられるのも納得です。
ただ、最近の研究では、舌はどの部位もそれぞれ、甘みや酸っぱみを感じる味蕾が備わってることがわかっていて、そうなるとリーデル等の説明は紛い物になります。
とはいえ、個人的な感覚の話をすると、グラスによって味は変わると思います。
味蕾も全ての味覚をどこでも味わえるとしても、例えば甘さを敏感に味わえるところとそうでないところがあると思います。その意味では、口に注がれるその注がれ方の違いが受け止める味の違いになって現れるのはあるのではないかと思ってます。
余談ですが、グラスは形だけでなく、グラスの厚さによって同じもの飲んでもだいぶ印象が変わりますよ^_^ 』

さすが、ワイン好きの社長ですね~
お酒が舌の上をどのように流れていくかによって味わいが変るという箇所は、私が受講した時のリーデル社の講師荒沢一也さんの説明そのもので、ビックリです。

私が受講した時のセミナーはコチラ

私は「南郷 純米」は、薄すぎるグラスより少し厚めのグラスで飲むほうが好きです。

社長の舌の感覚など、貴重なコメントをありがとうございました❗

お酒の本当の味は?

先月に続き、今月も「白鶴 銀座スタイル」のセミナーを受講しました。人気のコースで抽選だったようです。今回のテーマは『 RIEDEL(リーデル)グラスで広がる日本酒の世界 』です。リーデル社の方がいらしてお話してくださいました。

 

お酒は「白鶴 大吟醸」、「白鶴 特別純米酒 山田錦」、「ミシオネス デレンゴ(チリワイン🍷)」です。日本酒メーカーなのにワインの輸入もしているんですね。

 

ワインを意識してか洋風のお弁当でした。

 

それぞれのお酒を5種類のグラスでいただき、違いを確認しました。お酒はグラスの一番膨らんでいるところより、少し下までがベスト。レストランで私はいつも 「気取っちゃって・・・」 とか 「ケチケチしないでもっと入れて~」 なんて思っていましたが、お酒の香りを楽しむためにグラス内に空間を確保する必要があるそうで、理由があって、あの量だったことが分かりました。これからはお店の方を恨めしく思いません(反省)

 

お土産は、リーデル・オーの 大吟醸用グラスと「白鶴 大吟醸」でした。

 

大吟醸用のグラスをいただいたので、純米用のグラスも欲しくなり購入しました。早速、先日の丸ビルでの「ふくしま酒まつり」で買った「南郷 純米酒」を飲んでみました。すべすべした肌のような感じでエレガントで女性的な印象のお酒に感じます。口中にすーっと入り込み、喉に自然に流れ、飲みすぎてしまうのが難点です😄
リーデル社のHPには純米グラスについて、「柔らかくクリーミーな質感を口中に長く留めます。」と説明されています。そう、柔らかいというのでしょうか、優しい気持ちになります。

 

大衆居酒屋的な少し厚めで口径が狭いグラスでいただくと、タフでドッシリとした男性っぽい雰囲気がします。スルメを食べたくなりました。こちらのグラスのほうがお米の旨味を感じるように思います。あれー、おかしいですね❔❔ 純米グラスより、お米の旨味を感じるなんて。このグラスの方が、私が普段飲みなれている「南郷 純米」の味です。

 

頭と舌が混乱していますが、グラスによって味覚が異なることはハッキリしました。でも、真の「南郷 純米」の味はどちらなのでしょうか。お酒の世界は奥深いですね。

 

白鶴 銀座スタイル のセミナー受講

白鶴GINZA STYLEの「白鶴研究室長が語る 最先端の日本酒造り」というセミナーを受講しました。研究室長の明石氏が神戸から上京され、楽しいお話をしてくださいました。

こちらのセミナーに初めて参加しました。最初にお話を聞き、その後、お弁当とお酒をいただく形式でした。

なだ万のお弁当でした。

 

お酒はこちら。呑み放題です😄「神のまにまに」は掛米に神戸大学で収穫した「にこまる」、麹米に白鶴錦を使用したお酒です。白鶴錦は「山田穂」と「短稈渡船」を70年ぶりに掛け合わせて育成され、2007年に品種登録されたお米です。山田錦の兄弟です。あっさりしていて、酸味のあるお酒でした。こちらの商品は、もともと生産量が少ないこと、卒業生が記念に購入することなどの理由で、すでに完売だそうです。

 

研究室の仕事は「新商品開発」、「新技術開発」、「情報発信」など多岐にわたります。現代では様々な成分分析機器がありますが、人間による「きき酒(官能検査)」も欠かせず、若い研究者はきき酒の訓練をするそうです。羨ましい仕事です🎵 きき酒の手順は「目」「鼻」「口」の順に行い、色、香り、味の三つがよく調和しているかをききわけ、評点や感想などの記録をするという流れです。矢澤社長がお酒を飲んでいるとき、きき酒のように舌でころがして確認している仕草のことがありますが、メモしているところは見たことがありません。全て頭の中に記憶されているのでしょうか、すごいですね💮💮

研究室の一角には調理室があり、お酒と料理の相性評価など行われているそうです。私も「南郷」と合う料理を我が家の調理室(キッチン)で考えています。酒粕のマイブームは現在も続いており、最近のお気に入りは、こちらです。

ネット検索すると「酒粕レーズン」や「吟醸レーズン」などと紹介されています。つまりお好みの量の酒粕とお好みの量のレーズンを混ぜたものです。見た目は悪いですが、1週間ほど寝かせせると酒粕の旨みがレーズンに浸み込み、レーズンの甘味が酒粕に移り、レーズンバターを上回る美味しさです😋

最近、矢澤酒造店の酒粕を購入したので、ブルーベリー甘酒を作りました。ブルーベリーの量が多かったのか、ブルーベリーの品種によるものなのか色が少し濃すぎる気もしますが、美味しいです。矢澤酒造店で開発中のブルーベリー甘酒「こんるり」(麹甘酒)とブルーベリー甘酒(酒粕甘酒)の呑み比べセットがあったら売れるのでは?、と勝手に「新商品」の妄想をしています。

 

この日のセミナーはお酒2種類(180ml)とユーグレナのお土産付きでした。ユーグレナは酒粕入りのサプリメントです。

 

白鶴GINZA STYLEのセミナーは人気があり、抽選になることもあるそうです。面白そうなテーマがあったら、また参加したいです✨