落成式 _ 式典編

昨年5月から始まった矢澤酒造店の新蔵工事がついに完了し、4月8日に落成式が行われました。
例年より早く満開になった裏庭のしだれ桜🌸もこの日を待ちわびていたようです。


新蔵の前は水盤が設けられ、広々とした空間となっています。


朝から降っていた雨は式典開始時に止みました。

カメラ目線の矢澤社長


まずは矢澤社長の挨拶。お酒造りと地域の発展についてお話されていました。


社長の挨拶に続き来賓の方々の挨拶。福島県議会議員の宮川政夫さんは矢澤社長とお酒🍶 を飲む機会も多いとか。


建物を設計された建築家の内藤 廣 先生。「最初のプランがどんなだったか忘れてしまったほど二転三転した。」と設計にはだいぶ苦労されたご様子😅


ご苦労もあったようですが、「見る人が見れば凄さが分かる建物です。」と細部にまでこだわりがある建物が完成したようです。

カフェスペースには貴重な設計図が飾られています
素人でも複雑そうな設計であることだけは感じます


そして、矢澤社長から「酒のラベルをデザインしてくれという無茶ぶり」があったとも明かされていました。下が内藤先生がデザインされたラベルです。麹の目線で酒蔵を見上げている様子をイメージしているそうです。

設計図だけでなく、こちらのラベルも繊細です。粒々は米麹をイメージしたそうです。


こちらのお酒は落成記念としていただきました。中身は「純米大吟醸 白孔雀」。通常は火入れの商品ですが、今回は特別に生酒です。

中央に見えるのは酒蔵の骨組み
この骨組みがラベルの中央に描かれています


そして、メインイベントの鏡開き✨✨ 


式典の前後には出席者の皆さんは自由に建物内を見学出来ました。

皆さん、あちこち興味津々の様子
南郷のお酒がキレイにディスプレイされています
柱のコンクリート基礎は小叩き仕上げ。非常に手間がかかる仕上げだそうです。
寒い冬が嫌いな私ですが、こんなに大きなストーブがあるなら冬も待ち遠しいかも。。。
落成記念にいただいたお酒はこちらの新蔵で醸されました



落成式翌日はカフェスペースで矢澤社長自らハーブティーを淹れてくださいました ☕


たくさんの方々がこのカフェで優雅な時を過ごしてくれますように ❣

「春の新酒まつり」に出展します


福島県酒造協同組合が主催する「春の新酒まつり」に矢澤酒造店も出展します。
開催日:2023年4月24日 (月)
場 所:郡山ビューホテルアネックス

福島県内41蔵の新酒が楽しめるイベントです。詳しくは福島県酒造協同組合のHPでご確認ください。


矢澤酒造店がある矢祭町にも春が訪れています。敷地内の桜の写真です🌸 例年より10日ほど早い満開だそうです。

矢澤酒造店新築工事⑫

3月中旬の矢澤酒造店の工事の様子です。


建物内部では職人さんが造作家具を設置中でした。これでいよいよ完成ですね❣ 造作家具を作成しているカナザワ建具店さんは矢澤酒造店と同じ矢祭町。組子入間仕切戸で最高賞の内閣総理大臣賞を受賞している凄腕の職人さんです。


我が家で愛用のコースターはカナザワ建具店さんの指導のもと、矢祭の小学生が作ってくれたものです。小学生の作品とは思えない繊細さです。



外部では水盤の工事が進んでいました。素敵なエントランスになりそうです✨✨



矢澤酒造店の新蔵は、建築家 内藤 廣先生の設計です。矢祭町の矢澤酒造店から車で1時間ほどの福島県と茨城県の県境にある「茨城県天心記念五浦美術館」も内藤先生の設計ですので、行ってみました~🚗


美術館は太平洋を一望できる高台に建っています。


梁などの構造体そのものを見せるのが内藤先生のデザインの特徴の一つだそうです。こちらの美術館の梁はコンクリートです。


矢澤酒造店の梁は木材です。コンクリートと木材と部材は異なりますが、美術館と雰囲気が似ていますね。

2022年12月の様子


大きなガラス面の上には内部から外部に向かって垂木が並んでいます。


矢澤酒造店のショップのガラスの上部にも垂木がきれいに並んでいます。

2023年2月の様子


二つの作品には天井面に構造部材を表す方法や、大きなガラスで中と外を一体化させている点など共通点があると思いました。


この日は寒かったのですが、ムスカリが元気に咲いていました。来月の新蔵全館完成の時にはもっと暖かくなり、華やかなオープンを迎えられそうです🌸

矢澤酒造店新築工事⑪

2月中旬、矢澤酒造店を訪れると外壁や窓は完成していました。竹藪をバックに風格ある屋根が映えます。そして大きなガラスで開放感たっぷりです。



こちらは事務所スペース。以前の事務所は冬になると大きな石油ストーブが大活躍でしたが、新しい事務所はエアコン完備。窓はもちろんペアガラスです❄



多くの木材で屈強に組まれている反面、木を接合する金具は見えないように使用する配慮がされています。どうしても見える場所の場合は木栓を使用するなど繊細な造りです。「こんなにこだわりがある建物はこの辺りにはありませんよ!」と大工さんも大絶賛👏👏



ショップ部分に置かれるソファーなどの家具が運び込まれていました。2月中には内装も完成予定だそうです。



新しい蔵の屋根の向こうに古い煙突がちょこっと顔を出しています。



矢澤酒造店は東北最南端、矢祭町にあります。茨城県と接していて「ひたち海浜公園」なども車で1時間ほどです。茨城観光の際にぜひ矢澤酒造店まで足を伸ばしてください🚘



ひたち海浜公園は春のネモフィラ、秋のコキアが有名ですが四季折々花が楽しめます。2月のこの日は梅の木にジョウビタキがとまっていました。まだ蕾です。鳥も開花が待ち遠しいのでしょうか。。。🌸

矢澤酒造店訪問

「すごく寒いからいつもより暖かい服装でおいで!」という矢澤社長の言葉通り、1月末のこの日はとても寒く、酒蔵の外の配管には小さいツララが出来ていました❄


午前中は酒米の洗米と浸漬です。美味しいお酒を造る最初の工程です。酒米の吸水率はとても重要だそうです。矢澤社長と副杜氏で打ち合わせ中でしょうか?


杜氏さんが洗米機を使用して洗米しています。


矢澤社長も蔵人の皆さんと作業をしながら浸漬時間を秒単位で指示していました。


洗米、浸漬された酒米は明朝、蒸します。


午後は完成した酒母を仕込みタンクに移す作業です。酒母は文字通り、お酒の元となるもので、小さいタンクで作るそうです。
酒母が完成すると仕込み用の大きなタンクに移します。その後、初添え、仲添え、留添えという三段階に分けて麹・蒸米・水を加えてお酒が完成します🍶


写真の他に、麹のお世話、醪の分析など様々な作業があり忙しそうでしたが、少年のような笑顔でお仕事をしている矢澤社長です☺

矢澤酒造店新築工事⑩

前日の明け方まで雪が降った矢祭町です❄ 普段は雪が少ない地域で、これほど積もるのは珍しいことのようです。矢澤酒造店では日曜日にもかかわらず、工事が進んでいました。


事務所や酒蔵カフェとなる建物の左半分も内部の足場が撤去されていました。ガラス戸なども嵌っていて、いよいよ完成間近。


酒蔵として使用する建物の右半分は完成済で、室内には新品ピッカピカの自動醪搾機が設置されていました。


白いマシートで周りを保温されているタンクには大吟醸酒の醪が入っていました。


新年に新しい蔵で醸したお酒、どんなに美味しく出来上がるか楽しみです🍶


4月頃には酒蔵カフェをオープン予定だそうです☕ 福島県南部、茨城県北部に観光の際は、矢祭町の矢澤酒造店にぜひお立ち寄りください。

春は新緑、夏はマイナスイオン、秋はライトアップ、冬は氷瀑など一年を通して楽しめる「袋田の滝」から矢澤酒造店は車で30分程度です🚘🚘

日本酒とチョコレートの組み合わせ


バレンタインデーの頃、矢澤酒造店の矢澤社長に『チョコレートに合う「南郷」のお酒』について質問したところ、「ビターチョコなら「南郷 生詰 吟醸酒」か「南郷 吟醸 つう」」、「ミルクチョコなら「南郷 新玉の酒」」という回答をいただきました。私の想像と正反対だったので、ガァーンッ 😱


社長は「あくまでもイメージ。実際に食べ合わせてみないと違うかもしれない。」とも仰ってました。というわけで、色々試してみました😄


「南郷」に合わせるのはホテルショコラ (Hotel Chocolat) のチョコレートです🍫 私は全く知らなかったのですが、イギリスのチョコレートだそうです。昨年11月末に知人から「70%ダークチョコレート バトン」をいただきました。とても美味しくて、それからずっと気になっていたチョコレートです。


今回は「40%ミルクチョコレート バトン」と「85%ダークチョコレート バトン」の2種類を購入。「バトン」シリーズはスティックタイプで食べやすい点も気に入っています🌟🌟🌟


以下、結果です。



まずは「南郷 生詰 吟醸酒」と「南郷 吟醸 つう」です。辛口でキレが良いことから「ビターチョコレート」とオススメだそうです。

「南郷 生詰 吟醸酒」とビターチョコレートです。かなり辛口の吟醸酒ですが、チョコレートと一緒に口に含むと、お酒の甘みを感じるようになります。そして、チョコレートは香りが引き立ちます。良い組み合わせです。ミルクチョコレートとはお互いちょっとよそよそしい感じもするのですが、チョコレートのミルク感がアップし、こちらもなかなか良い感じでした👌
「南郷 吟醸 つう」とビターチョコレートです。チョコレートだけで食べるより断然カカオのコクが増し、「つう」はワインのような酸を感じ、この組み合わせは相性が良いようです。ミルクチョコレートもミルク感が増し、良かったです👌



こちらは「南郷 新玉の酒」です。社長は、ほんのりと甘味を感じるところが「ミルクチョコレート」とオススメと。

社長の仰る通りで、ミルク系と合いました。チョコレートの甘さがより上品になり、カカオの香りが際立ちました♥
私はビター系には「新玉の酒」、と想像していたのですが、いやいや、「新玉の酒」もチョコレートも双方ともに知らん顔。我が道をゆく。お互い歩み寄ろうという気が一切なく、ずーっと平行線。お酒とチョコレートが全く馴染まなかったです。



こちらは「特別純米酒 銀箭」です。淡い炭酸を感じる「銀箭」とチョコレートの組み合わせはどうでしょうか?

ミルク系のチョコレートは「銀箭」は、チョコレートの甘さが強調され過ぎるような気がします。それに対して、カカオ85%のちょっと大人過ぎるビターチョコレートは甘みを感じることが出来て、Good♥ 銀箭の繊細な泡の影響か口中がさっぱりし、チョコレートもお酒もどんどん進んでしまいます。



こちらは「大吟醸酒 月と虹」です。ビターとの対で、香りで甘さを堪能できる「月と虹」と合わせるのも面白いのでは?と社長の提案。

ミルク系と合わせるとナッツのような香りが引き立ち、チョコレートは美味しくなるのですが、お酒との相性はあまりシックリしない感じ。ビター系と合わせるとカカオの苦みを伴った甘みを感じて、お酒もチョコレートも美味しくなりました。


カカオの産地や種類などにもよるのでしょうが、今回の組み合わせで、断トツ良かったのは、「南郷 新玉の酒」とミルク系チョコレートでした。
コロナ禍の緊急事態宣言が解除されても、まだまだ自粛生活が続きます。皆さんもおうちで色々チャレンジしてみてください❗

5-アミノレブリン酸リン酸塩に期待 !

新型コロナウイルスが収束しない日々が続いています😭
免疫力を高めるために腸内環境を整える効果があるといわれているのが発酵食品です。私は朝食にはヨーグルト、昼食にはチーズ、夕食には納豆と日本酒等々、積極的に発酵食品を摂取しています😄


そのような中、日本酒に関連して気になる記事がありました(2020年10月)。「長崎大学による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者に対する5-アミノレブリン酸(5-ALA)を用いた特定臨床研究開始のお知らせ」です。「5-アミノレブリン酸リン酸塩(5-ALA)」、初めて聞いた難しい名前ですが、天然アミノ酸だそうです。すでに「5-アミノレブリン酸リン酸塩(5-ALA)」含有のサプリや化粧品など販売されているらしいのですが、この「5-アミノレブリン酸リン酸塩(5-ALA)」が新型コロナウイルス抑制効果が期待できるとのこと⤴⤴


そして、この「5-アミノレブリン酸リン酸塩(5-ALA)」を多く含んでいるのが日本酒なのです💡 サプリを製造しているSBI Pharma社によると、食品100g中に含まれる量としては日本酒は70~353μg、ワインは110~173μg、黒酢は150μg… だそうで、日本酒は断トツ多いです✌(SBI Pharma社のHP)


臨床研究は始まったばかりです。
実際に効果があるのか。
どのくらいの量を摂取すれば効果があるのか。毎晩一合とか?お好きな時にお好きなだけ(頓用?)
どのように摂取するのが良いのか。うがいや鼻腔に塗布するだけで効果があるのか?いやいや、飲むのが一番❗とか・・・?
研究結果が楽しみです🎵
日本酒の発酵食品としての効果に加えて、「5-アミノレブリン酸リン酸塩(5-ALA)」の効果も確認される日を期待して今夜もカンパイ🍶



(おまけ)
矢祭町のもったいない市場に注文していた美味しいイチゴが届きました。「南郷」の酒粕を使って、藤井顧問に教えていただいた秘伝レシピでイチゴ甘酒を作りました。出来たてのイチゴ甘酒は熱々で酒粕の香りとイチゴの香りがマッチしています🍓🍓🍓

酒粕にはレジスタントプロテインが多く含まれていて、整腸効果があるらしいですよ。つまり免疫力アップですね⤴⤴

「コロナに負けるな 第 2 回 福島酒援ライブ」 のお知らせ_2/27

2021年1月29日の毎日新聞朝刊、産経新聞朝刊の広告でご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、福島酒援ライブが2021年2月27日(土) 18時~20時に開催されることになりました❗ 詳しくはコチラ

チケットを購入すると開催日までにお酒が届きます。どこの酒蔵のお酒が届くかは届くまでのお楽しみです(指定は出来ません)。思いが通じれば、我が家には矢澤酒造店のお酒が届くことでしょう😄 当日、お酒を飲みながらライブを楽しみましょう🎶 今回はデーモン閣下が降臨しますよ⤴

私は矢祭町産の「よめっこ漬け(きゅうり、大根、人参のお漬物)」をツマミにする予定です。



(おまけ)
昨年秋に「ふくしまの酒 呑んで応援キャンペーン」でお酒を購入したのですが、購入者の中から抽選で当選したというお知らせと共にお酒が2本届きました。やったー🙌🙌 玄葉本店の「大吟醸 無濾過原酒 あぶくま(令和二年全国新酒鑑評会入賞酒)」と鶴乃江酒造の「純米大吟醸 会津中将 特醸酒」です。これからも福島のお酒を応援するぞー👊😄📢