矢澤酒造店新築工事⑫

3月中旬の矢澤酒造店の工事の様子です。


建物内部では職人さんが造作家具を設置中でした。これでいよいよ完成ですね❣ 造作家具を作成しているカナザワ建具店さんは矢澤酒造店と同じ矢祭町。組子入間仕切戸で最高賞の内閣総理大臣賞を受賞している凄腕の職人さんです。


我が家で愛用のコースターはカナザワ建具店さんの指導のもと、矢祭の小学生が作ってくれたものです。小学生の作品とは思えない繊細さです。



外部では水盤の工事が進んでいました。素敵なエントランスになりそうです✨✨



矢澤酒造店の新蔵は、建築家 内藤 廣先生の設計です。矢祭町の矢澤酒造店から車で1時間ほどの福島県と茨城県の県境にある「茨城県天心記念五浦美術館」も内藤先生の設計ですので、行ってみました~🚗


美術館は太平洋を一望できる高台に建っています。


梁などの構造体そのものを見せるのが内藤先生のデザインの特徴の一つだそうです。こちらの美術館の梁はコンクリートです。


矢澤酒造店の梁は木材です。コンクリートと木材と部材は異なりますが、美術館と雰囲気が似ていますね。

2022年12月の様子


大きなガラス面の上には内部から外部に向かって垂木が並んでいます。


矢澤酒造店のショップのガラスの上部にも垂木がきれいに並んでいます。

2023年2月の様子


二つの作品には天井面に構造部材を表す方法や、大きなガラスで中と外を一体化させている点など共通点があると思いました。


この日は寒かったのですが、ムスカリが元気に咲いていました。来月の新蔵全館完成の時にはもっと暖かくなり、華やかなオープンを迎えられそうです🌸

矢澤酒造店新築工事⑪

2月中旬、矢澤酒造店を訪れると外壁や窓は完成していました。竹藪をバックに風格ある屋根が映えます。そして大きなガラスで開放感たっぷりです。



こちらは事務所スペース。以前の事務所は冬になると大きな石油ストーブが大活躍でしたが、新しい事務所はエアコン完備。窓はもちろんペアガラスです❄



多くの木材で屈強に組まれている反面、木を接合する金具は見えないように使用する配慮がされています。どうしても見える場所の場合は木栓を使用するなど繊細な造りです。「こんなにこだわりがある建物はこの辺りにはありませんよ!」と大工さんも大絶賛👏👏



ショップ部分に置かれるソファーなどの家具が運び込まれていました。2月中には内装も完成予定だそうです。



新しい蔵の屋根の向こうに古い煙突がちょこっと顔を出しています。



矢澤酒造店は東北最南端、矢祭町にあります。茨城県と接していて「ひたち海浜公園」なども車で1時間ほどです。茨城観光の際にぜひ矢澤酒造店まで足を伸ばしてください🚘



ひたち海浜公園は春のネモフィラ、秋のコキアが有名ですが四季折々花が楽しめます。2月のこの日は梅の木にジョウビタキがとまっていました。まだ蕾です。鳥も開花が待ち遠しいのでしょうか。。。🌸

矢澤酒造店訪問

「すごく寒いからいつもより暖かい服装でおいで!」という矢澤社長の言葉通り、1月末のこの日はとても寒く、酒蔵の外の配管には小さいツララが出来ていました❄


午前中は酒米の洗米と浸漬です。美味しいお酒を造る最初の工程です。酒米の吸水率はとても重要だそうです。矢澤社長と副杜氏で打ち合わせ中でしょうか?


杜氏さんが洗米機を使用して洗米しています。


矢澤社長も蔵人の皆さんと作業をしながら浸漬時間を秒単位で指示していました。


洗米、浸漬された酒米は明朝、蒸します。


午後は完成した酒母を仕込みタンクに移す作業です。酒母は文字通り、お酒の元となるもので、小さいタンクで作るそうです。
酒母が完成すると仕込み用の大きなタンクに移します。その後、初添え、仲添え、留添えという三段階に分けて麹・蒸米・水を加えてお酒が完成します🍶


写真の他に、麹のお世話、醪の分析など様々な作業があり忙しそうでしたが、少年のような笑顔でお仕事をしている矢澤社長です☺

矢澤酒造店新築工事⑩

前日の明け方まで雪が降った矢祭町です❄ 普段は雪が少ない地域で、これほど積もるのは珍しいことのようです。矢澤酒造店では日曜日にもかかわらず、工事が進んでいました。


事務所や酒蔵カフェとなる建物の左半分も内部の足場が撤去されていました。ガラス戸なども嵌っていて、いよいよ完成間近。


酒蔵として使用する建物の右半分は完成済で、室内には新品ピッカピカの自動醪搾機が設置されていました。


白いマシートで周りを保温されているタンクには大吟醸酒の醪が入っていました。


新年に新しい蔵で醸したお酒、どんなに美味しく出来上がるか楽しみです🍶


4月頃には酒蔵カフェをオープン予定だそうです☕ 福島県南部、茨城県北部に観光の際は、矢祭町の矢澤酒造店にぜひお立ち寄りください。

春は新緑、夏はマイナスイオン、秋はライトアップ、冬は氷瀑など一年を通して楽しめる「袋田の滝」から矢澤酒造店は車で30分程度です🚘🚘

矢澤酒造店新築工事⑨

年末に矢澤酒造店を訪れると… あっ、屋根が完成しています ❣ 先月まではブルーの養生シートで覆われていましたが、ようやく瓦屋根を見ることが出来ました。



建物の右半分は足場も撤去されていました。黒い外壁は建物が引き締まって見え、新築ながら重厚な雰囲気です。



建物の左半分(SHOPや事務所)の内部はあまり工事が進んでいないようです。


ピロティを挟んで左がSHOP、右が仕込み蔵です。ピロティにはトップライトが設けられ、自然光が入る明るい空間となっています。


仕込み蔵の引き戸でしょうか? 天然木の色のばらつきが上手に生かされた素敵な建具です!



右半分(仕込み蔵)は完成間近です ❣ 

前室に足を踏み入れると自動で一斉にライトが点灯。



博物館の展示物ようにタンクが設置されていました。


タンクのラベルです。2022年11月製造の新品ホヤホヤです。



手前の部屋(暗い部分)には圧搾機が設置されます。この写真撮影の翌日が納入予定日とのことです。



福島県矢祭町の矢澤酒造店へのアクセスは常磐道の那珂IC利用が便利です。那珂IC近くには「茨城県植物園」「きのこ博士館」「県民の森」など自然を楽しめる施設があります。


白孔雀もいます! 矢澤酒造店の「純米大吟醸 白孔雀」は第15回インターナショナル・サケ・チャレンジの純米大吟醸部門で世界一となる最優秀賞(トロフィー賞)を受賞した銘酒です。


那珂ICを北上し、矢祭町に向かう途中にバンジージャンプで有名な竜神大吊橋があります。この日は何人もの方々がチャレンジしていました。

茨城県北部を観光の際にはぜひ福島県矢祭町の矢澤酒造店まで足を伸ばしてください 🚘

矢澤酒造店訪問

この日の朝は氷点下。家々の屋根からモワ~モワ~と湯気が上がっています。夜中に屋根におりた霜に朝日が当たり水蒸気になっていきます。


先月、矢祭町を訪れた時は色とりどりの落葉🍂がカサカサと音を立てていましたが、今朝はモミジにも霜がおりて白くなっています❄


そのような寒さの中で、矢澤酒造店は大忙しで活気に満ちていました。年末はお酒の注文が殺到する時期とのことで、皆さん作業に集中していました。


ラベル貼る係。


一升瓶を包む係。


矢澤社長も瓶詰めの日付スタンプを押したり、箱詰めしたり蔵人の皆さんと一緒に作業。


杜氏さんは菰樽を作っていました。滅多に見れない貴重な作業風景です。



一斗と二斗の2つが完成。菰樽があると一気にお正月の雰囲気が盛り上がりますね!



お昼ご飯は今年3月にオープンした「らーめん 蓮の里」さんへ。



「蓮の里」さんには、矢澤酒造店のお酒もあります。この可愛らしい南郷のポップは女性蔵人のデザインです。



少し固めのストレート麺🍜。 矢澤社長のおススメで生のざく切り玉ねぎをたっぷりトッピング。辛みそのコクに玉ねぎのサッパリが合わさって美味しくいただきました。

矢澤酒造店では年内はお酒の出荷作業が続き、年明けから再びお酒の仕込みが始まるそうです🎍🐇

矢澤酒造店訪問

11月から日本酒の仕込みが始まった矢澤酒造店にお邪魔しました。酒蔵の中に足を一歩踏み入れた途端、醪の良い香りがします🙂 歴史を感じるタンク。


純米酒の仕込み5日目。プクプクと小さい泡があり、耳を澄ますと「さーっ」みたいな「すーっ」みたいな発酵音が聞こえてきます。


普通酒の仕込み8日目。醪全体がおーきく、ゆーっくりと動いている様子が分かりました。


醪の状態を分析する準備🧪


こちらは、仕込みで使用した道具を干す場所です。今は新しい酒蔵の新築工事も進行中のため、周囲をネットで囲んでいます。


矢祭町の近く、すっかり落葉した林の中でエナガ🐤を見つけました。寒くなると羽を膨らませて丸くなります。このような瞬間にもお酒造りに適した季節になったのだなぁと感じます。
今季も美味しいお酒が出来ますように!

矢澤酒造店新築工事⑧

11月下旬に矢澤酒造店を訪問しました。
壁などの外部はすでに完成しているという私の予想に反して、酒蔵の工事が進んでいないみたいです💦


この日は大きなトラックが来ていました。発電機のようなものを積んでいる車で、車体後方からホースが建物のほうに向かって伸びています。


ホースを辿っていくと奥の部屋で職人さんが何やら作業をしています。職人さんが持っているホースから液体が噴出されると、その液体がみるみるうちに生クリームみたいに膨らんで固まります。


この生クリームみたいなものは断熱材でした。


こちらは圧搾機が設置される予定の部屋です。壁はきれいな板張りになっていました。酒蔵っぽくなってきました。


まだ照明が無く、建物内部は暗いので工事用の投光器が設置されています。


大きな分電盤が設置されていました。職人さんたちの作業メモがたくさん書かれています。


現状では全くイメージ出来ませんが、ここはキッチンになります。


屋根の上に仮設屋根が設けられ、雨でも作業出来るようになっています。


塀に塗られているのは外壁の色見本だそうです。


新調された鳥居です。 初添えの日はこちらのお社にお詣りをしたそうです。


酒蔵の完成にはもうしばらく時間がかかりそうです。また機会がありましたら、工事の進捗を紹介します🚧

矢澤酒造店新築工事⑦

10月上旬の矢澤酒造店新築工事の現場です。ぱっと見は一か月前とあまり変わっていないようですが。。。


建物の中に入ると木製建具が取り付けられるなど、建物内部の工事は着々と進んでいるようです。


これから取り付けられる建具も用意されています。


生クリームみたいなフワフワは断熱材。


屋根にも何か仕掛けがあるのか、一部分は天井板が無くブルーシートが見えています。


内部の工事が進んでいるとは言え、足場はまだまだこんなに残っています。


地面からは黒いニョロニョロのようなものが何本も生えてきているみたいです。


屋根はブルーシートが掛かったままです。どのような屋根になるのでしょうか。。。


ちなみにこちらは既存の酒蔵の屋根です。



酒蔵の庭の植物にはたくさんの蕾が出来ていました。この花が咲く頃には、工事も完了でしょうか。。。

南郷とカツオ

カツオ🐟の美味しい季節になりました。初カツオと戻りカツオ、それぞれの美味しさがありますが、私は断然戻りカツオ派です。ネットリとした食感と脂が好きです。

下記の記事ではカツオと「南郷」が合う、と紹介されていました。記事では初カツオですが、戻りカツオともきっと合いますよ。ぜひお試しください~❣

一度食べれば病みつき?いわき流カツオ刺身の食べ方とは