福島県建築文化賞

福島県矢祭町にある矢澤酒造店の新蔵が福島県建築文化賞準賞を受賞しました🏆

福島県建築文化賞は地域の周辺環境に調和し、景観上優れている建築物等に授与される賞で、今回で第40回という由緒ある賞です。

矢澤酒造店の新蔵と併設されているカフェは2023年4月に完成しました。「古い酒蔵と背後の竹林をうまく背景にいかした落ち着いた品のある建築」と講評されました。既存の擁壁を朱色に塗りデザインの一部として取り込んだことも評価された点でした。

新蔵は高級酒醸造のための小仕込み蔵で、カフェスペースではゆったりとしたスペースで日本酒のペアリングなどが楽しめます。福島県にお越しの際はぜひお立ち寄りください❣

2023年4月竣工
地元産の木材をふんだんに使用
福島県知事から頂いた賞状
福島県知事からいただいた盾
福島民報社からいただいた賞状
福島民報社からいただいた盾

矢澤酒造店訪問

「今朝は特に冷えるね」と矢澤社長と小松杜氏。吐く息が真っ白です。世間では3連休の方々が多いかもしれませんが、お酒造りに休みはありません。天皇誕生日のこの日も朝早くから作業がありました。

モロミが入ったタンクに櫂入れをし、分析用のモロミを取り出します。いつものことですが、阿吽の呼吸でほとんど会話はありません。

2023年に完成した新蔵の小仕込みタンク
江戸時代からの蔵内



分析室でモロミの状態を確認する矢澤社長。真剣な眼差しで目盛りを見つめています。



先日、斗瓶取りしたお酒が冷蔵庫で保管されていました。「南郷 大吟醸」です。「南郷」のお酒の中で最上級のお酒です。



外は寒いですが、酒蔵に併設されているカフェでは薪ストーブ🔥が焚かれ暖かです。お酒の試飲が出来ますが、ソフトドリンクもあります。ドライブの途中に一息いかがですか。

カフェの外にはストーブの煙が棚引いています



矢祭町は星空⭐もキレイです。酒蔵の上にはたくさんの星が輝いていました。夜になり静まりかえった酒蔵ですが、蔵の中では酵母たちが元気に活動し、美味しいお酒になり、出荷の日を心待ちにしています。

袋搾り

猛烈な寒波に再び覆われている日本列島。福島県矢祭町にある矢澤酒造店では日本酒造りが粛々と進んでいます。先日は今期2回目となる袋搾りが行われました。「袋搾り」は、醪を入れた酒袋を吊るし、圧力をかけずに、醪自体の重みによって自然と滴り落ちるお酒で、高級酒で採用される手法です。想像しただけで良い気分になってくるのは私だけでしょうか。。。

斗瓶取り

普段は雪が降らない矢祭町でも最近の寒波の影響で薄っすら雪❄が積もったそうです。

そのような中、矢澤酒造店では順調にお酒造りがすすんでいます。斗瓶取りの様子です。斗瓶取りは、大きなタンクと比べ「空気に触れる量が少ない」「瓶ごと冷蔵庫に入れられる」などのメリットがあり、美味しいお酒ができるようです。完成が楽しみです💛

モロミの様子

日本が提案していた「伝統的酒造り」について、ユネスコの無形文化遺産に登録される見込みというニュースが今月初めにありました。登録をきっかけに国内外に日本酒文化がますます生活に浸透するとウレシイです。

矢祭町の矢澤酒造店では今月からお酒の仕込みを開始しています。作業は順調に進んでいるようです☺以下はモロミの様子(動画)です。元気に流動しているのがお分かりいただけますでしょうか?早く美味しいお酒になぁれ🍶

矢澤酒造店訪問

久しぶりに矢澤酒造店を訪問しました。カフェの前庭の水盤は物干し場に変身していました。お酒造りが始まったようです。ここは普段は水盤ですが、仕込みの時期はお酒造りに使用した道具を干す場所になります。

仕込みの最盛期には物干し竿いっぱいに様々な道具が干されます
酒造りではない期間は美しい水盤です。


私が訪問した時間には酒蔵内での作業はありませんでしたが、「明日はここで洗米しますよ。」と矢澤社長が酒蔵内を案内してくださいました。


明日はこの甑も大活躍。


こちらの機械は冷水器。冷たい水を作る機械で、大吟醸などのお酒はこの機械で作った冷水で洗米などするそうです。


11月から始まったばかりのお酒造り。今回も美味しいお酒がたくさん出来ますように ❣

今回の矢祭町訪問では酒蔵の近くを流れる久慈川の鮎をいただきました。矢祭の鮎は矢祭音頭に「〽 味も色香も日本一」という一節があるほど有名だそうです。鮎を焼いている炭は地元の炭焼き職人さんが作った炭だそうです。「酒」「鮎」「炭」など色々な矢祭を堪能できました☺

南郷列車

2024/4/6(土)、南郷列車で南郷のお酒を堪能しました🚞🍶 南郷列車は福島県矢祭町にある矢澤酒造店の「南郷友の会」の会員だけが乗車できる特別貸切列車です。酒蔵があるJR水郡線の東館駅と水戸駅を往復し、約90名が乗車しました。蔵元と会員の懇親を図るための列車です。

12:48 東館駅出発


この日を首を長くして待っていた会員の方々が続々と集まってきています。

積み込まれているのはビールケースですが、中身は全て日本酒です


出発と同時に「乾杯~!」🥂 車内はあっという間に笑い声で包まれ、あちらこちらの席で大盛り上がり。車内では「南郷 純米酒」「佳撰 南郷」「南郷 樽酒」が飲み放題。その他、「純米大吟醸 白孔雀」、「特別純米酒 銀箭」「南郷 純米吟醸 うらら(生詰)」が振る舞われました。

矢澤社長も満面の笑顔
「さかな家」さんの女将と南郷友の会の方々



この日、用意されたのは矢祭町の和食屋さん「さかな家」さんのお弁当。昨年の「南郷列車」も「さかな家」さんのお弁当でした。今回も何度も試食を重ね完成した豪華なお弁当🍱😋 菜の花やたけのこなど春を感じる内容でした。矢澤酒造店の「純米大吟醸 白孔雀」を含んだ「干し芋」も絶品🍠



「さかな家」さんのお弁当が美味しかったのはもちろんなのですが、このお品書きに感動✨✨ 1枚に印刷された紙をホッチキスやノリを使用せず、冊子のように製作する「折本」です。偶然にも最近、私も仕事でこの「折本」を作ったのですが、これ、すごく手間がかかるんですよ~💦💦 私は10冊作成しただけで疲労困憊でしたが、「さかな家」さんは100部近く作成。それも私はA3サイズでしたが、「さかな家」さんはA4サイズなので、細かくて、想像しただけでも卒倒しそうです😵 「さかな家」さんのブログはコチラ

それぞれのお料理に合わせるお酒のご案内
中央の切れ目が「折本」のポイント



水戸駅に到着後、復路の列車が出発するまでは構内でお土産やおつまみを購入したりして楽しみました。

復路は14:59水戸駅出発



復路も元気に飲み続ける方やのんびり車窓の景色を楽しむ方、爆睡する方など思い思いに過ごしました。

酒蔵の皆さん



下車後は東館駅前の「あおちゃん家」で二次会。矢澤酒造店を応援してくださる皆さんで盛り上がりました。


南郷列車が走った4/6は矢祭町の名所「戸津辺の桜」が満開でした🌸 5月には田植えで田んぼの緑が映えます。6月には鮎漁が解禁になります。矢祭町の春を楽しみに矢祭町にぜひ!

樹齢約600年、樹高18メートル、胸高周囲6,5メートル(福島県指定天然記念物)
戸津辺の桜と水郡線

順調に発酵中

11月になり矢澤酒造店ではお酒造りが始まりました。12月に私が酒蔵を訪れたこの日は午前9時で0℃。「今日は寒いね」と迎えてくださった矢澤社長の吐く息が白かったです。


外は寒いですが、カフェでは薪ストーブ🔥が活躍していました。最初はチリチリと小さい火が燃えていましたが、徐々にメラメラと炎が元気に踊るように揺れ出します。そして室内は徐々に暖まってきます。炎の変化を楽しんだり、時々「パチッ」と爆ぜる音を聞きながらゆったりとした時間を過ごせる贅沢な空間です。


煙突から立ちのぼる煙を見るだけで、暖かく感じるのは気のせいでしょうか。。。


カフェではお酒も購入出来ます。人手が足りない時は社長自らお会計係も!少々たどたどしい様子でしたが、無事お会計できました💰


仕込み蔵では年内に仕込んだお酒が4つのタンクで発酵中。それぞれのタンクは仕込みからの経過日数によって泡の大きさや発酵音が異なりました。いずれも順調に発酵しているとのこと。出来上がりが楽しみです☺

矢澤酒造店_カフェ

矢祭町の矢澤酒造店は4月にカフェをオープンしました。
私は4月の新蔵完成お披露目会以来の矢祭町訪問です。少し早めに矢祭町に到着したので、滝川渓谷に寄りました。

滝川渓谷は3キロに渡り大小の滝が続いている矢祭町の観光名所です。渓谷内では姿は見えませんでしたが、小鳥の声が響きわたり癒しの空間が広がります🐤


朝からモーレツに暑い日でしたが、渓谷内、特に水辺はかなり涼しく「熱中症」という言葉を忘れてしまうほどでした。ハイキングしている方が多かったです。


滝川渓谷から矢澤酒造店までは車で15分程度🚘 赤い酒樽と「矢」のマークが目印です。


カフェ内は天井が高く、開放的。静かなBGMが流れていてついつい長居してしまいそうです。


こちらがメニューです。お酒の他にノンアルコール飲料も充実しています。


私は日本酒ペアリングセットを注文🍶


3種類のお酒のうち、1種類は「特別純米酒 銀箭」と決まっていて、他に「南郷 吟醸 つう」、「南郷 純米吟醸 うらら」、「南郷 純米酒」、「南郷 普通酒」の4種類から2種類選べるとのこと。「つう」と「うらら」を選びました。おつまみは「カラスミ風明太子」「こんにゃく煮」「ドライフルーツ」です。試飲会でも大好評のこんにゃく煮はお酒が進みます。「特別純米酒 銀箭」に「ドライフルーツ(パイナップル・イチゴ)」と合わせるとフルーツの香りが倍増してとても美味しかったです🍍🍓


カフェ内はゆったりした椅子が配置されていますが、蔵人さんとお話しが出来るカウンター席も人気とか。
カフェだけではなく、ショップとしてお酒の販売もしています。矢祭町にお越しの際は、ぜひぜひお立ち寄りください ❣

(おまけ)
この日は矢祭町の近く棚倉町まで足を延ばしました。そこ(JA東西しらかわ みりょく満点物語)で南郷のお酒を発見しました。カップ酒は新しいラベルです🆕