3月中旬の矢澤酒造店の工事の様子です。
建物内部では職人さんが造作家具を設置中でした。これでいよいよ完成ですね❣ 造作家具を作成しているカナザワ建具店さんは矢澤酒造店と同じ矢祭町。組子入間仕切戸で最高賞の内閣総理大臣賞を受賞している凄腕の職人さんです。
我が家で愛用のコースターはカナザワ建具店さんの指導のもと、矢祭の小学生が作ってくれたものです。小学生の作品とは思えない繊細さです。
外部では水盤の工事が進んでいました。素敵なエントランスになりそうです✨✨
矢澤酒造店の新蔵は、建築家 内藤 廣先生の設計です。矢祭町の矢澤酒造店から車で1時間ほどの福島県と茨城県の県境にある「茨城県天心記念五浦美術館」も内藤先生の設計ですので、行ってみました~🚗
美術館は太平洋を一望できる高台に建っています。
梁などの構造体そのものを見せるのが内藤先生のデザインの特徴の一つだそうです。こちらの美術館の梁はコンクリートです。
矢澤酒造店の梁は木材です。コンクリートと木材と部材は異なりますが、美術館と雰囲気が似ていますね。
大きなガラス面の上には内部から外部に向かって垂木が並んでいます。
矢澤酒造店のショップのガラスの上部にも垂木がきれいに並んでいます。
二つの作品には天井面に構造部材を表す方法や、大きなガラスで中と外を一体化させている点など共通点があると思いました。
この日は寒かったのですが、ムスカリが元気に咲いていました。来月の新蔵全館完成の時にはもっと暖かくなり、華やかなオープンを迎えられそうです🌸